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2017年10月05日(木)

注目の記事 [健康] 生活習慣病患者は男性に多く、加齢とともに増加 健保連調査

平成27年度特定健診の「問診回答」に関する調査(10/5)《健康保険組合連合会》
発信元:健康保険組合連合会   カテゴリ: 保健・健康
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今回のポイント

●健康保険組合連合会(健保連)が10月5日に公表した「平成27年度(2015年度)特定健診の『問診回答』に関する調査」によると、高血圧症、糖尿病、脂質異常症で投薬治療を受けている人は性別では男性、年齢階層別では70~74歳に多いことがわかった
○脳卒中(脳出血、脳梗塞など)との診断を受けた経験、または治療経験がある人の割合は、男性1.3%、女性0.7%。心臓病(狭心症、心筋梗塞など)の場合は、男性2.9%、女性1.2%で、生活習慣病同様、男性の有病率が高い
○たばこを習慣的に吸っていると回答したのは、男性36.7%、女性12.6%。男女とも40~44歳で喫煙率(男性40.8%、女性14.1%)が高い

 健康保険組合連合会(健保連)が10月5日に公表した「平成27年度(2015年度)特定健診の『問診回答』に関する調査」によると、高血圧症、糖尿病、脂質異常症で投薬治療を受けている人は性別では男性、年齢階層別では70~74歳に多いことがわかった。
 
 調査は健保連加入464組合の2015年度特定健診受診者339万5,199人を対象に、特定健診の問診表22項目の回答状況をまとめたもの(参照)。結果をみると、血圧を下げる薬を使用している人の割合は男性16.8%、女性8.9%。インスリン注射または血糖を下げる薬の服用は男性5.2%、女性1.7%、コレステロールを下げる薬の服用は男性9.3%、女性7.0%となり、高血圧症、糖尿病、脂質異常症のいずれの生活習慣病においても、投薬治療の対象者は男性のほうが多かった。男女とも年齢階層が上がるにつれて対象者の割合も上昇し、70~74歳で最も高くなる点も全疾患に共通する傾向(参照)(参照)(参照)(参照)
 
 循環器疾患の有無では、脳卒中(脳出血、脳梗塞など)との診断を受けた経験、または治療経験がある人の割合は、男性1.3%、女性0.7%。心臓病(狭心症、心筋梗塞など)の場合は、男性2.9%、女性1.2%で、生活習慣病同様、男性の有病率が高い傾向がみられた。年齢階層別では脳卒中、心臓病とも、55歳以降で高くなる(参照)
 
 生活習慣や嗜好品に関する質問で、たばこを習慣的に吸っていると回答したのは、男性36.7%、女性12.6%。男女とも40~44歳で喫煙率(男性40.8%、女性14.1%)が高い(参照)。20歳の時から体重が10kg以上増加したのは、男性44.6%、女性24.9%で、男性では55~59歳(46.3%)、女性は70~74歳(26.7%)が最も高かった(参照)。運動習慣がある人(1日30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実践)」の割合は、男性23.5%、女性19.1%で、男女とも70~74歳が最高値となった(男性51.7%、女性44.5%)(参照)

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