[健康] 生活習慣病患者は男性に多く、加齢とともに増加 健保連調査
今回のポイント
●健康保険組合連合会(健保連)が10月5日に公表した「平成27年度(2015年度)特定健診の『問診回答』に関する調査」によると、高血圧症、糖尿病、脂質異常症で投薬治療を受けている人は性別では男性、年齢階層別では70~74歳に多いことがわかった○脳卒中(脳出血、脳梗塞など)との診断を受けた経験、または治療経験がある人の割合は、男性1.3%、女性0.7%。心臓病(狭心症、心筋梗塞など)の場合は、男性2.9%、女性1.2%で、生活習慣病同様、男性の有病率が高い
○たばこを習慣的に吸っていると回答したのは、男性36.7%、女性12.6%。男女とも40~44歳で喫煙率(男性40.8%、女性14.1%)が高い
健康保険組合連合会(健保連)が10月5日に公表した「平成27年度(2015年度)特定健診の『問診回答』に関する調査」によると、高血圧症、糖尿病、脂質異常症で投薬治療を受けている人は性別では男性、年齢階層別では70~74歳に多いことがわかった。
調査は健保連加入464組合の2015年度特定健診受診者339万5,199人を対象に、特定健診の問診表22項目の回答状況をまとめたもの(参照)。結果をみると、血圧を下げる薬を使用している人の割合は男性16.8%、女性8.9%。インスリン注射または血糖を下げる薬の服用は男性5.2%、女性1.7%、コレステロールを下げる薬の服用は男性9.3%、女性7.0%となり、高血圧症、糖尿病、脂質異常症のいずれの生活習慣病においても、投薬治療の対象者は男性のほうが多かった。男女とも年齢階層が上がるにつれて対象者の割合も上昇し、70~74歳で最も高くなる点も全疾患に共通する傾向(参照)(参照)(参照)(参照)。
循環器疾患の有無では、脳卒中(脳出血、脳梗塞など)との診断を受けた経験、または治療経験がある人の割合は、男性1.3%、女性0.7%。心臓病(狭心症、心筋梗塞など)の場合は、男性2.9%、女性1.2%で、生活習慣病同様、男性の有病率が高い傾向がみられた。年齢階層別では脳卒中、心臓病とも、55歳以降で高くなる(参照)。
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