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感染症週報2023年第30週(7月24日-7月30日)、2023年第31週(7月31日-8月6日) (12 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報2023年第30週(7月24日-7月30日)、2023年第31週(7月31日-8月6日)(8/18)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年第30週(7月24日〜7月30日)、2023年第31週(7月31日〜8月6日):通巻第25巻第30・31合併号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ/
COVID-19
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれてい
ます。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期との比較(第31週)



定点当たり
報告数
インフルエンザ
1.44
RSウイルス感染症
1.87
咽頭結膜熱
0.64
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1.23
感染性胃腸炎
3.10
水痘
0.10
手足口病
1.22
伝染性紅斑
0.01
突発性発しん
0.27
ヘルパンギーナ
3.06
流行性耳下腺炎
0.06
急性出血性結膜炎
0.01
流行性角結膜炎
0.54
マイコプラズマ肺炎
0.04

18.72

0.21

-1.20

-0.62
-0.45
-0.65

1.49

-0.29

平均-2SD

-0.72
平均-1SD

2.07

0.87
0.61

0.24
平均

1.25

平均+1SD

SD:標準偏差

平均+2SD

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。



-3.05




インフルエンザ/ COVID-19定点報告疾患
3.91
インフルエンザの定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後週)
と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は鹿児島県(7.63)、宮崎県(7.24)、福岡県(5.69)
である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は129例と前週と比
較して減少し、21都道府県から報告があった。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は佐賀県
(34.69)、長崎県(28.46)、宮崎県(25.84)である。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は第28週以降減少が続いている。都道府県別の上位
3位は山形県(6.75)、富山県(4.93)、高知県(4.85)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多
い。都道府県別の上位3位は大阪府(2.38)、福岡県(1.83)、奈良県(1.53)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は鳥取
県(2.95)、奈良県(2.94)、福岡県(2.48)である。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は大分県(6.36)、石川県
(5.21)、宮崎県(5.14)である。
手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は新潟県(6.87)、島根県
(5.61)、宮崎県(4.39)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は 2 週連続で減少した。都道府県別の上位 3 位は岡山県
(0.13)、岩手県(0.10)、静岡県(0.07)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第28週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期と
比較してやや多い。都道府県別の上位3位は山形県(17.79)、岩手県(9.28)、北海道(8.29)であ
る。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は群馬県
(0.28)、香川県(0.18)、長野県(0.17)、大分県(0.17)である。
基幹定点報告疾患
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別の上位3位は長野県
(0.25)
、山口県
(0.22)
、静岡県
(0.20)
である。
感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)
の定点当たり報告は減少した。福島県から1例報告があり、
年齢別では10代であった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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