中医協 総－１
５． ３． 10

診療報酬上の特例の見直し②
＜介護保険施設等の入所者等の患者への対応＞

適切な医療資源の活用のため入院の必要性が低い場合に施設内での療養を支援する観点から、介護保険施設等に対する緊急往診は引き続
き評価する。（同様の観点から、介護保険施設等に看護職員がいる場合の当該施設入所者に対するオンライン診療についても評価する。）
対応) 緊急往診の評価（救急医療管理加算の３倍、2850点）⇒

・介護保険施設等への緊急往診の場合（2,850点）
・介護施設への緊急往診の評価（2,850点）
・介護保険施設等において、看護職員とともに、施設入所者に対してオンライン診療を実施する場合（950点）
・介護施設等に看護職員がいる場合のオンライン診療（＋950点）

薬剤師による緊急の医薬品の提供・服薬指導等について、介護保険施設等の入所者等の患者に実施した場合についても評価する。
対応) コロナ患者に薬剤を届けた上での服薬指導(訪問による対面500点／電話等200点) 【再掲】

入院患者の高齢化により要介護者等への治療・ケアの負担が増大しているため、医療資源の効率的な活用及びケアの質向上の観点から、
介護保険施設等の入所者等の患者について、リハビリテーションや介護保険サービスとの連携が充実している医療機関における入院医療に
対する評価※を行う。
介護保険施設等の入所者等が、例えば以下のような病棟に入院した場合を想定。
・病棟でリハビリテーションを提供する体制が整っていること。
・入退院支援を行っていること。
・感染管理やコロナ患者発生時の対応について、地域の介護保険施設等と連携していること。
対応) リハビリテーション・介護サービスとの連携が充実した病棟（例：地域包括ケア病棟等）による介護保険施設の入所者等の高齢患者の受入⇒ ＋950点
※

コロナ陽性の要介護高齢者を
受け入れる病棟の役割（イメージ）
重症化した場合の
高度急性期病院への転院調整
高齢者施設や在宅で療養中の患者に対する
リハビリテーションや退院調整が充実した入院医療
重症化した患者の
高度急性期病院による受入

高齢者施設や在宅で療養中
の患者の救急搬送受入

在宅復帰等の退院支援

高齢者施設や在宅で
療養継続するための支援

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