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令和4年度 健康保険組合 決算見込と今後の財政見通しについて(概要版) (1 ページ)
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公開元URL | https://www.kenporen.com/press/ |
出典情報 | 令和4年度 健康保険組合 決算見込と今後の財政見通しについて(9/14)《健康保険組合連合会》 |
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令和4年度 健康保険組合 決算見込と今後の財政見通しについて
(概要版)
令和 5 年 9 月 14 日
健康保険組合連合会
Ⅰ.令和4年度決算見込(1,383 組合)
1. 令和 4 年度決算見込は 1,365 億円の黒字。収支は前年に比べ+2,212 億円改善したも
のの、全体の 4 割(559 組合)が依然赤字。
2. 保険料収入は対前年度比+2.7%(+2,239 億円)の増加。一方、保険給付費が+5.7%(+
2,431 億円)と収入を上回り大きく増加したが、拠出金が▲6.7%(▲2,458 億円)と大
きく減少し、保険給付費の増加分を相殺。
3. 拠出金の大幅な減少は、新型コロナ感染拡大に伴う高齢者医療費の減少により、4 年度
概算額が▲1.9%減少するとともに、2 年度分の精算額が 1,445 億円の返還となったこと
による、4 年度限りの一時的なもの。
⚫ 標準報酬月額は+1.4%増の 38 万 2,924 円、標準賞与額は+5.1%増の 122 万 385 円。
なお、新型コロナ感染拡大前の対元年度比では月額+1.3%、賞与額+3.4%。
⚫ 平均保険料率は+0.03p 増の 9.26%。実質保険料率は▲0.23p 減の 9.12%
⚫ 保健事業費は+0.5%増の 3,715 億円。対元年度比では+2.3%の伸び。
⚫ 平均介護保険料率は+0.01 ポイント増の 1.78%。被保険者 1 人当たり保険料負担額は
+1.7%増の 11 万 7,791 円。
Ⅱ.今後の財政見通しについて(*最近の動向を踏まえた推計)
○ 令和 4 年度は、高齢者拠出金の一時的な減少により収支は改善したが、直近 5 年 4 月~
6 月の医療費(3 ヵ月平均+6.2%)は、4 年度(年度平均+6.5%)に引き続き高い水準で
推移しており、今後の動向を慎重に見極める必要がある。
○ 令和 5 年度は、高齢者拠出金が 4 年度の一時的な拠出金減少の反動により、前年度比+
2,500 億円(+7.2%)と急激に増加。保険給付費の高い伸びも影響し、収支は▲3,600 億
円と再び赤字に転じ、6 年度以降、毎年増加する拠出金によりさらなる財政悪化が見込
まれる。
令和4年度決算見込と5年度の財政見通し
経常収入計①
保険料収入
経常支出計②
令和3年度【決算】
令和4年度【決算見込】
令和5年度【推計】
8 兆 3,827 億円
8 兆 6,058 億円(+2.7%)
8 兆 7,700 億円(+2.0%)
8 兆 2,651 億円
8 兆 4,674 億円
8 兆 4,890 億円(+2.7%)
8 兆 4,693 億円(+0.0%)
8 兆 6,600 億円(+2.0%)
9 兆 1,300 億円(+7.8%)
保険給付費
4 兆 2,472 億円
4 兆 4,903 億円(+5.7%)
4 兆 7,900 億円(+6.6%)
高齢者拠出金
3 兆 6,515 億円
3 兆 4,057 億円(▲6.7%)
3 兆 6,500 億円(+7.2%)
3,698 億円
3,715 億円(+0.5%)
4,600 億円
保健事業費
経常収支差引額(①-②)
▲847 億円
1,365 億円
▲3,600 億円
平均保険料率
9.23%
9.26%
9.27%
実質保険料率
9.35%
9.12%
9.66%
*5年度財政の推計方法等、詳細については別紙「今後の財政見通しについて」を参照のこと。
(概要版)
令和 5 年 9 月 14 日
健康保険組合連合会
Ⅰ.令和4年度決算見込(1,383 組合)
1. 令和 4 年度決算見込は 1,365 億円の黒字。収支は前年に比べ+2,212 億円改善したも
のの、全体の 4 割(559 組合)が依然赤字。
2. 保険料収入は対前年度比+2.7%(+2,239 億円)の増加。一方、保険給付費が+5.7%(+
2,431 億円)と収入を上回り大きく増加したが、拠出金が▲6.7%(▲2,458 億円)と大
きく減少し、保険給付費の増加分を相殺。
3. 拠出金の大幅な減少は、新型コロナ感染拡大に伴う高齢者医療費の減少により、4 年度
概算額が▲1.9%減少するとともに、2 年度分の精算額が 1,445 億円の返還となったこと
による、4 年度限りの一時的なもの。
⚫ 標準報酬月額は+1.4%増の 38 万 2,924 円、標準賞与額は+5.1%増の 122 万 385 円。
なお、新型コロナ感染拡大前の対元年度比では月額+1.3%、賞与額+3.4%。
⚫ 平均保険料率は+0.03p 増の 9.26%。実質保険料率は▲0.23p 減の 9.12%
⚫ 保健事業費は+0.5%増の 3,715 億円。対元年度比では+2.3%の伸び。
⚫ 平均介護保険料率は+0.01 ポイント増の 1.78%。被保険者 1 人当たり保険料負担額は
+1.7%増の 11 万 7,791 円。
Ⅱ.今後の財政見通しについて(*最近の動向を踏まえた推計)
○ 令和 4 年度は、高齢者拠出金の一時的な減少により収支は改善したが、直近 5 年 4 月~
6 月の医療費(3 ヵ月平均+6.2%)は、4 年度(年度平均+6.5%)に引き続き高い水準で
推移しており、今後の動向を慎重に見極める必要がある。
○ 令和 5 年度は、高齢者拠出金が 4 年度の一時的な拠出金減少の反動により、前年度比+
2,500 億円(+7.2%)と急激に増加。保険給付費の高い伸びも影響し、収支は▲3,600 億
円と再び赤字に転じ、6 年度以降、毎年増加する拠出金によりさらなる財政悪化が見込
まれる。
令和4年度決算見込と5年度の財政見通し
経常収入計①
保険料収入
経常支出計②
令和3年度【決算】
令和4年度【決算見込】
令和5年度【推計】
8 兆 3,827 億円
8 兆 6,058 億円(+2.7%)
8 兆 7,700 億円(+2.0%)
8 兆 2,651 億円
8 兆 4,674 億円
8 兆 4,890 億円(+2.7%)
8 兆 4,693 億円(+0.0%)
8 兆 6,600 億円(+2.0%)
9 兆 1,300 億円(+7.8%)
保険給付費
4 兆 2,472 億円
4 兆 4,903 億円(+5.7%)
4 兆 7,900 億円(+6.6%)
高齢者拠出金
3 兆 6,515 億円
3 兆 4,057 億円(▲6.7%)
3 兆 6,500 億円(+7.2%)
3,698 億円
3,715 億円(+0.5%)
4,600 億円
保健事業費
経常収支差引額(①-②)
▲847 億円
1,365 億円
▲3,600 億円
平均保険料率
9.23%
9.26%
9.27%
実質保険料率
9.35%
9.12%
9.66%
*5年度財政の推計方法等、詳細については別紙「今後の財政見通しについて」を参照のこと。