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資料3-11 阿南先生提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第75回 3/9)《厚生労働省》
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2 COVID-19に対する接触者調査の意義
COVID-19に対して我が国で流行初期から保健所によって行われてきた接触者調査は、
大きく分けて2つに分類される






さかのぼり接触者調査

我が国特有の調査
クラスター発生源を見つけ、クラスター
連鎖を阻止することが目的
特に感染拡大初期には非常に有効であり、
我が国の感染対策に大きな効果を果たした







前向き接触者調査

濃厚接触者をフォローし発症早期に治療等実施
二次感染三次感染の予防が目的
そもそもさかのぼり調査に比して感染拡大抑
制効果は限定的であり、感染拡大期に効果が
低下する
1.
2.
3.

家庭内を除くと二次感染率は極めて低い
発症1~2日前でも二次感染が起こり得る
世代間時間が短くなって急速に感染が拡大してい
るので、接触者調査が感染伝播のスピードに追い
付かない地域が増えてきている

オミクロン株であっても、接触者調査を効果的に行うことができれば、
一定の感染抑制効果はある
2