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総ー3○長期収載品(その1)について (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00226.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第567回 11/24)《厚生労働省》
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長期収載品の保険給付の在り方についての論点
【課題】
・ 「国民負担の軽減」と「イノベーションの推進」が求められる中、骨太2023においては、「創薬力強化に向けて、革新的な医薬品、医療機器、再生医
療等製品の開発強化、研究開発型のビジネスモデルへの転換促進等を行うため、保険収載時を始めとするイノベーションの適切な評価などの更
なる薬価上の措置…等を推進する。…医療保険財政の中で、こうしたイノベーションを推進するため、長期収載品 等の自己負担の在り方の見直し、
検討を進める」とされている。
・ また、医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会報告書においては、「新薬の研究開発に注力する環境を整備する観
点や、長期収載品の様々な使用実態に応じた評価を行う観点から、選定療養の活用や現行の後発品への置換え率に応じた薬価上の措置の見直
しを含め、適切な対応について、検討すべき」とされている。
・ こうした中、9月29日の社会保障審議会医療保険部会において、「薬剤定額一部負担」「薬剤の種類に応じた自己負担の設定」「市販品類似の医
薬品の保険給付の在り方の見直し」「長期収載品の自己負担の在り方の見直し」の4つの項目について議論が行われた。
・ その上で、11月9日の医療保険部会においては、
・ 我が国の創薬力強化に向けて、イノベーションを推進するとともに、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消を実現していくために、薬価上の措置を
講じつつ、研究開発型ビジネスモデルへの転換を促進することが必要ではないか
・ また、後発医薬品に関しては、安定供給を前提としつつ、更なる利用を推進していくことが必要となる。特に、後発医薬品への置換率が概ね8
0%程度(数量ベース)となるなど、相当程度、定着してきており、患者にとっての選択可能性は広がっている。一方、金額ベースでは5割程度に
とどまっており、従来とは異なるアプローチで更なる後発医薬品への置換を進めていく必要があるのではないか
といった観点を考慮した上で、長期収載品の保険給付のあり方の見直しを中心に検討を進めていく、また、具体的な見直しに当たっては選定療養
の活用を中心に検討を進めていくといった議論がなされた。

【論点】
〇 医療上の必要性についてどう考えるか(薬剤変更リスク等を踏まえた医師による処方についてどう考えるか)
〇 保険給付と選定療養の負担に係る範囲についてどのように考えるのか
〇 特に、上記2点について、いわゆる参照価格制との関係についてどう考えるか
〇 長期収載品に係る現行の薬価上の措置との関係についてどう考えるか
〇 後発医薬品の安定供給との関係についてどう考えるか

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