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令和6年度診療報酬改定の基本方針 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000187434_00004.html
出典情報 令和6年度診療報酬改定の基本方針(12/11)《厚生労働省》
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に進め、医療・介護の複合ニーズを有する者が、必要なときに「治し、支える」
医療や個別ニーズに寄り添った介護を地域で完結して受けられるようにする
社会を目指すことが重要である。あわせて、医療と障害福祉サービスの連携も
重要である。


加えて、今般の感染症対応により浮き彫りとなった課題にも対応し、新興感
染症等に対応できる医療提供体制を構築することをはじめとして、引き続き、
必要な医師等の確保も含めて質の高い効率的・効果的な医療提供体制の構築
に向けた取組を、地域の実情に応じて着実に進める必要がある。

(医療 DX やイノベーションの推進等による質の高い医療の実現)


新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機に、我が国のデジタル化の遅
れが顕在化した。医療分野においても、デジタル化された医療情報の利活用を
積極的に推進していくことが、個人の健康増進に寄与するとともに、医療現場
等における業務効率化の促進、より効率的・効果的な質の高い医療の提供を行
っていく上で、非常に重要である。こうした背景を踏まえて、医療情報の活用
や医療機関間における連携のための取組等を含む医療 DX を、国民にも働き
かけつつ推進することで、地域医療連携の円滑化、個々の医療機関等の負担軽
減を図り、安心・安全で質の高い医療サービスを実現していく必要がある。



また、新型コロナウイルス感染症により、医薬品・医療機器等の存在意義や
創薬力の重要性が社会的に改めて注目されてきており、イノベーションの推
進により創薬力・開発力を維持・強化するとともに、革新的医薬品を含めたあ
らゆる医薬品・医療機器等を国民に安定的に供給し続けるための生産供給体
制の構築等の取組を通じて、医療と経済の発展を両立させ、安心・安全な暮ら
しを実現することが重要である。

(社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和)


制度の安定性・持続可能性を確保しつつ国民皆保険を堅持するためには、経
済・財政との調和を図りつつ、より効率的・効果的な医療政策を実現するとと
もに、国民の制度に対する納得感を高めることが不可欠である。
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