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感染症週報 2023年第47週(11月20日-11月26日) (6 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第47週(11月20日-11月26日)(12/8)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第47週
(11月20日〜 11月26日)
:通巻第25巻 第47号

◆定点把握の対象となる5類感染症
全国の指定された医療機関
(定点)
から報告され、疾患により小児科定点
(約3,000カ所)
、インフルエンザ/
COVID-19
(小児科・内科)
定点
(約5,000カ所)
、眼科定点
(約600カ所)
、基幹定点
(約500カ所)
に分かれてい
ます。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です
(増減の目安は小数点第3位以下を含む)


定点把握疾患の報告の過去5年間の同時期との比較(第47週)



定点当たり
報告数
インフルエンザ
28.30
RSウイルス感染症
0.06
咽頭結膜熱
3.54
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3.86
感染性胃腸炎
4.38
水痘
0.12
手足口病
0.61
伝染性紅斑
0.01
突発性発しん
0.20
ヘルパンギーナ
0.09
流行性耳下腺炎
0.02
急性出血性結膜炎
0.02
流行性角結膜炎
0.95
マイコプラズマ肺炎
0.07

17.59




-1.68

-0.97
-0.76

-2.34

15.76
2.30

0.09
-0.31

-1.05
-1.15
2.00

-0.56
平均-2SD

平均-1SD

平均

平均+1SD

平均+2SD

2.80

SD:標準偏差

当該週と過去5年間の平均(過去5年間の前週、当該週、後週の合計15週間分の平均)との差をグラフ
上に表現した。

インフルエンザ/ COVID-19定点報告疾患
インフルエンザの定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、
後週)と比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は北海道(51.90)、長野県(51.83)、佐賀県
(49.67)である。基幹定点からのインフルエンザ入院サーベイランスにおける報告数は934例と
前週と比較して増加した。都道府県別では 47 都道府県から報告があり、年齢別では 0 歳
(42例)、1〜9歳(334例)、10代(82例)、20代(11例)、30代(24例)、40代(25例)、50代(30例)、
60代(52例)、70代(131例)、80歳以上(203例)であった。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は北海道
(6.61)、長野県(5.82)、山梨県(3.95)である。基幹定点からの新型コロナウイルス感染症入院
サーベイランスにおける報告数は938例と前週と比較して増加した。都道府県別では47都道府
県から報告があり、年齢別では0歳(28例)、1〜9歳(38例)、10代(7例)、20代(14例)、30代
(27例)、40代(23例)、50代(49例)、60代(86例)、70代(237例)、80歳以上(429例)であった。
小児科定点報告疾患(主なもの)
RSウイルス感染症の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は島根
県(0.35)、北海道(0.31)、山形県(0.25)である。
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第42週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較
してかなり多い。都道府県別の上位3位は北海道(7.99)、福岡県(7.24)、福井県
(6.48)である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期と
比較してかなり多い。都道府県別の上位3位は鳥取県(9.53)、宮崎県(7.06)、千葉県(6.10)であ
る。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別の上位3位は大分県(9.39)、
熊本県(7.94)、福岡県(7.20)である。
手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別の上位3位は福井県(1.64)、宮崎県
(1.56)、新潟県(1.55)、鹿児島県(1.55)である。
伝染性紅斑の定点当たり報告数は 3 週連続で増加した。都道府県別の上位 3 位は千葉県
(0.08)、宮崎県(0.08)、山形県(0.07)、群馬県(0.06)である。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位3位は熊本県
(0.38)、香川県(0.29)、鹿児島県(0.25)である。
流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別の上位2位は岩手県
(0.08)、富山県(0.07)である。
基幹定点報告疾患
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別の上位3位は福井県
(1.00)
、岩
手県
(0.42)
、青森県
(0.33)
、佐賀県
(0.33)
である。
感染性胃腸炎
(ロタウイルスに限る)
の定点当たり報告は減少し、今週の報告はなかった。
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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