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石川県 御提出資料 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231218/medical04_agenda.html |
出典情報 | 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第4回 12/18)《内閣府》 |
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令和 5 年 12 月 18 日
規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ
座長 佐藤 主光 様
「公民館等の身近な場所におけるオンライン診療の受診の円滑化」について
(意見書)
石川県知事
馳
浩
令和5年 11 月 20 日開催の規制改革推進会議 第2回健康・医療・介護ワーキン
グ・グループにおいて、本県能美市から「へき地等において特例的に医師が常駐し
ないオンライン診療のための診療所の開設について(令和 5 年 5 月 18 日付医政総
発 0518 第1号)」通知に関し、へき地のみならず全国への適用を求める旨、要望し
ております。しかし、同ワーキング・グループにおいて厚生労働省から示された当
該特例の範囲の見直しに係る具体案の骨子の内容は、へき地以外も対象とするとし
つつも、「専門的な医療ニーズに対応する役割を担う診療所において、オンライン
診療でないと住民の医療の確保が困難として都道府県が認める場合」という、あく
までオンライン診療の対象とする疾患を限定した案であり、残念ながら、「市民ひ
とりひとりの生活に寄り添い、暮らし方の選択肢を増やす観点から、市民のコミュ
ニティーハブである公民館においてオンライン診療の機能を具備したい」という、
能美市のニーズに対して応えるものではありませんでした。加えて、当該特例にお
ける診療所の開設にあたっては、都道府県の判断を求めるとされておりましたが、
具体的な内容や判断基準については言及されておらず、実効的な運用に向けては、
より踏み込んだ検討が必要ではないかとも考えております。
能美市は、地理的に多様で明確な中心市街地がなく施設が分散しており、移動の
不便さが大きな課題となっています。こうした課題の解決のため、市ではスマート
シティに向けた取組み「能美市スマートインクルーシブシティ」の実現を目指し、
デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、「近くの公民館に行けば、医療機関へ
の受診や買い物、行政サービスといった生活課題の多くが満たされる」という新し
い生活スタイル「のみモデル」の構築に取り組んでいます。能美市は、この取り組
みの中心に、公民館を活用した地域のかかりつけ医によるオンライン診療を位置づ
け、市医師会・病院とともに、その準備を進めているところです。
石川県では、能美市を含めた全県域の主な 31 病院が地域医療連携ネットワーク
「いしかわネット」で接続されています。さらに能美市では、病院・診療所での共
通電子カルテの導入を進めるとともに、医療機関・介護施設・民生委員との間の情
報共有プラットフォーム「のみリンク」を構築するなど、国が進める医療・介護D
Xを先取りした取り組みを行っており、オンライン診療を補完し、安全に実施する
規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ
座長 佐藤 主光 様
「公民館等の身近な場所におけるオンライン診療の受診の円滑化」について
(意見書)
石川県知事
馳
浩
令和5年 11 月 20 日開催の規制改革推進会議 第2回健康・医療・介護ワーキン
グ・グループにおいて、本県能美市から「へき地等において特例的に医師が常駐し
ないオンライン診療のための診療所の開設について(令和 5 年 5 月 18 日付医政総
発 0518 第1号)」通知に関し、へき地のみならず全国への適用を求める旨、要望し
ております。しかし、同ワーキング・グループにおいて厚生労働省から示された当
該特例の範囲の見直しに係る具体案の骨子の内容は、へき地以外も対象とするとし
つつも、「専門的な医療ニーズに対応する役割を担う診療所において、オンライン
診療でないと住民の医療の確保が困難として都道府県が認める場合」という、あく
までオンライン診療の対象とする疾患を限定した案であり、残念ながら、「市民ひ
とりひとりの生活に寄り添い、暮らし方の選択肢を増やす観点から、市民のコミュ
ニティーハブである公民館においてオンライン診療の機能を具備したい」という、
能美市のニーズに対して応えるものではありませんでした。加えて、当該特例にお
ける診療所の開設にあたっては、都道府県の判断を求めるとされておりましたが、
具体的な内容や判断基準については言及されておらず、実効的な運用に向けては、
より踏み込んだ検討が必要ではないかとも考えております。
能美市は、地理的に多様で明確な中心市街地がなく施設が分散しており、移動の
不便さが大きな課題となっています。こうした課題の解決のため、市ではスマート
シティに向けた取組み「能美市スマートインクルーシブシティ」の実現を目指し、
デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、「近くの公民館に行けば、医療機関へ
の受診や買い物、行政サービスといった生活課題の多くが満たされる」という新し
い生活スタイル「のみモデル」の構築に取り組んでいます。能美市は、この取り組
みの中心に、公民館を活用した地域のかかりつけ医によるオンライン診療を位置づ
け、市医師会・病院とともに、その準備を進めているところです。
石川県では、能美市を含めた全県域の主な 31 病院が地域医療連携ネットワーク
「いしかわネット」で接続されています。さらに能美市では、病院・診療所での共
通電子カルテの導入を進めるとともに、医療機関・介護施設・民生委員との間の情
報共有プラットフォーム「のみリンク」を構築するなど、国が進める医療・介護D
Xを先取りした取り組みを行っており、オンライン診療を補完し、安全に実施する