３．かかりつけ医の制度・環境の整備について〈議論の整理〉
国民・患者の状態によって、かかりつけ医の活用方法は変化する。
普段はほぼ受診しない
国民・患者
タイプ
（例）
目標
かかりつけ医の活用方法（例）

医療

健康

健診結果がいつも正常値
健康維持
急な体調不良時に初診から
のオンライン診療
感染症流行時の発熱外来・
自宅療養支援
健康の維持・増進に関する
相談対応

治療が必要なのに
未受診

仕事・生活と治療の両立

治療に専念

健診で異常が見つかったが、
自覚症状がない

喘息、アレルギーの持病あり

慢性疾患が悪化

メンタルや体調の不良が続
いている

生活習慣病や難病の治療中

末期がん

信頼関係を築いた医師がいる

高齢者

医療につなげる
早期の治療開始による治癒・
軽快
オンライン診療

生活習慣の改善に関する助言

体調不良時のセルフメディ
ケーション方法や適切な受
診に関する助言

治療の必要性を納得できるよ
うに助言

健診

健康診査の実施

健康診査・保健指導の実施

予防

ワクチン接種

生活

定期的に受診している

継続的な医療
重症化や合併症の抑制
計画的な医学管理
オンライン診療
リフィル処方
仕事や生活の不安に関する相
談対応

健やかな療養生活
在宅医療
緩和ケア
看取り

療養生活上の不安
に関する相談対応

国民・患者が希望に沿って、かかりつけ医を持つことができるよう、保険者が支援する。
かかりつけ医がいない国民・患者
方法
(例)

地域の医療機関が有する機能
を公開し、加入者が自ら情報
にアクセスできるように支援
【プル型】

加入者が希望した場合、対応可
能な医療機関を個別に紹介
【プッシュ型】

かかりつけ医がいる国民・患者
成功事例を収集して、情報を共有する【満足度調査】
かかりつけ医の変更を希望する場合は適宜支援

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