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令和6年度報酬改定における改定事項について (1 ページ)

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出典情報 令和6年度報酬改定における改定事項について(2/1)《全国ホームヘルパー協議会、日本ホームヘルパー協会》
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令和6年2月1日
厚生労働大臣
下見 敬三 様

社会福祉法人全国社会福祉協議会
全国ホームヘルパー協議会
会 長 田尻

日本ホームヘルパー協会
会 長 境野 みね子

令和6年度報酬改定における改定事項について

在宅ケアの最前線と最後の比を担うホームヘルパーは、 深刻な人材不足の中で
も、日々利用者の重度化防止、自立支援に向けたサービスを継続しています。
そのような中、今回の報酬改定において、基本報酬の引き下げがなされました。

誠に遺眉であり、訪問介護の現場従事者を代表して強く抗議します。

訪問介護の現場では、サービス提供以外においても、ホームヘルパーの定期的
な訪問の中で、利用者の特殊詐欺の未然防止や消費被害の早期発見、 災害を想定
した平時からの声掛けなど、利用者の生活に寄り添いながら、 地域における防犯、
防災についても日々取り組んでいるところです。 しかしながら、 すでに、 人材不足と
従事者の高齢化、人件費の高騰、物価高騰等により、 閉鎖や倒産する事業所が増
加しています。他サービスの基本報酬の引き上げが行われる中、もともと報酬単位
が小さい訪問介護系サービスのみが引き下げられたことは、私たちの誇りを傷つけ、
更なる人材不足を招くことは明らかで、このような改定は断じて許されるものでは
ありません。このままでは、訪問介護サービスが受けられない地域が広がりかねま
せん。

地域包括ケアシステムを深化させ、すべての国民が「住み慣れた地域で安心して
日常生活を続けられる」という我が国が目指す容とは全く正反対な今回の改定は
極めて遺眉であり、訪間介護の現場従事者を代表して強く抗議します。

以上