NDBデータの第三者提供フロー見直しの全体像（案）
中間報告で指摘された課題

対応方針

研究ごとに必要なデータを調整・抽出することに時間を要している。

縦断的追跡研究に十分なデータ件数を確保した通年パネルデータセット
をあらかじめHIC環境に配置して迅速に提供する。

安全性確保を前提としつつ、書類審査の導入等、研究者の負担軽減の
観点に立った運用の工夫が必要である。

トライアルデータセット、通年パネルデータセット等については、原則
としてオンラインでの簡易な書類審査により利用可能とする。

探索的解析に基づいて研究を実施することが困難である。

迅速提供可能なデータを用いた探索的解析に基づく研究の詳細に係る追
加的な審査を経て、より広範なNDBデータの利用を可能とする。

研究者への専門家等による支援体制が不十分である。

NDBに関する知見を集約し、研究者を専門家等が支援する機能等を備
えたアドバイザリープラットフォームを構築する。

申請手続きや研究に必要な情報が集約されていない。

オンライン申請手続やアドバイザリープラットフォームについて、開発
を進めている二次利用ポータルに機能を集約する。

二次利用
ポータル

オンライン申請
身分と研究概要等の簡易な審査

原則７日

専門家等への質疑応答が可能な機能

※1

データ利用開始
横断的分析用

トライアル
データセット

HIC

縦断的分析用

通年パネル
データセット

アドバイザリープラットフォーム

※2

(解析環境)
• 探索的解析が可能
• 詳細な研究計画を立案

NDB
教育資材

提供申出例
や研究成果

NDB
基礎資料

リポジトリ

より多くのデータが必要な場合、シームレスに利用可能

HIC用NDB

• より長い年月
• 詳細な地域情報
• すべての公費負担者番号
• 詳細な機関属性 等を含む

※1 研究者等側の都合に要した期間は除く。
※2 HICでの処理が困難な場合等は特別抽出して媒体提供する。

4