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資料1 学校保健委員会 答申(要旨) (1 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/011751.html
出典情報 令和4・5年度学校保健委員会答申「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」の提出および『学校医のすすめ』発行について(6/5)《日本医師会》
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学校保健委員会 答申(要旨)
会長諮問「地域に根差した医師の活動である学校医活動を推進させるための具体的な方策は何か」

(1)学校医活動の担い手を増やす
学校医活動は本来、「やりがいのある仕事」である。しかし現在、学校医を引き受ける医師が
不足するという問題が多くの地域で起きている。そこで具体的な方策として、
① 若い医師や医学生に対しては、研修や医学教育を通して学校医について理解してもらい、
新たな担い手を増やす
② 現学校医に対しては学校医活動へのモチベーションアップとして、質の向上のための学
校医研修会を開催する
を挙げた。
(2)学校医の心構え、職務
学校医の職務内容を再認識することが学校医としての心構えやモチベーションアップに繋が
ると考え、
① 定期的な研修会の開催
② 地域の事情に合わせた認定学校医制度の再考
③ 教職員に対する労働安全衛生管理
について記載した。
(3)「チームとしての学校」の推進
円滑な学校医活動には教職員との密な関わりが必須であるが、多職種の人々や地域住民と
の連携も必要である。近年、児童生徒の問題行動が注目されているが、それらの対応には「チ
ームとしての学校」で関わっていくことが大切と考えた。そこで、
① 学校内の連携
② 他の医療関係者との連携
③ 問題行動に対する対応
④ 地域との連携
の各項目に分けて記載した。学校医が「チームとしての学校」に積極的に参画することにより、
地域に根差した活動がより充実したものとなり、地域社会に貢献できるものと確信する。
(4)中長期的な課題
中長期的な課題として、
① 健診項目の見直し
② PHR の推進
について取り上げた。さらに参考資料として、各医会からの意見なども掲載している。また小
委員会を設け、「学校医のすすめ」も作成したので、具体的な内容はそちらをご一読いただきた
い。
令和6年5月 22 日
学校保健委員会 委員長

松村 誠 / 副委員長 浅井 秀実 ・ 弓倉 整