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「令和6年度 救急業務のあり方に関する検討会」の発足及び開催 (3 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/240605_kyuuki_01.pdf
出典情報 「令和6年度 救急業務のあり方に関する検討会」の発足及び開催(6/7)《総務省消防庁》
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令和6年度 救急業務のあり方に関する検討会
救急需要の増大や救急業務のあり方全般について、必要な研究・検討を行い救急業務を取り巻く諸課題へ対応すること
を目的とし、制度改正や通知の発出など必要な施策展開へと繋げることにより、救急業務の円滑な実施と質の向上を図る。

検討事項
1.マイナンバーカードを活用した救急業務(マイナ救急)の全国展開に係る検討(WG)


※ WG:ワーキンググループ

救急業務において傷病者のマイナンバーカードを活用し、「オンライン資格確認等システム」から搬送先医療機関の選定等に資する傷病者
の医療情報等を正確かつ早期に把握することにより、救急活動の迅速化・円滑化を図るための検討を行う。



令和6年度は、これまで整理してきた要件等を踏まえ「オンライン資格確認等システム」の改修を行うとともに、67消防本部660隊の参
画を得て全国規模での実証事業を実施し、システムの運用方針等に係る具体的な内容について検討を進め、消防本部での運用開始に向けてシ
ステムの導入手順書や運用要領等について整理する。

2.増加する救急需要への対策に関する検討(WG)


令和5年度は新型コロナウイルスの感染拡大による救急ひっ迫時に行われた対応に焦点を当てて、救急需要の発生から医療機関の受入れま
でを繫ぐ緊急度判定体系について検討した。さらに、平時を見据えた増加する救急需要への対応策については多岐にわたる論点があり、今後
さらに議論が必要な課題の整理を行った。



令和6年度は令和5年度の検討を踏まえて、消防以外の社会資源の活用(電話相談窓口、代替移動手段、関係機関との連携等)、「救急業
務」と「緊急性」の関係性などについて議論を深め、病院前救護におけるトリアージの体制強化に向けて更なる検討を行う。

その他(報告事項)
3.救急業務に関するフォローアップ
(1) 救急業務のDX推進等に係る調査・検討(連絡会)
救急活動の迅速化・円滑化に資する、消防本部の実状に応じたDXの選択肢や救急業務に活用が見込める最新技術等について、調査・検討する。

(2) 救急業務全般に係るフォローアップ
フォローアップの3周目として、全国の都道府県を4年間(R6~R9)で訪問する。
先進的な取り組みや課題が顕在化している消防本部への個別訪問等を通じて、消防庁での施策等の検討に資するとともに、各地域の課題をより
深く把握し、必要な助言等を行う。