よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


サイバーセキュリティ関係施策に関する令和7年度予算重点化方針 (4 ページ)

公開元URL https://www.nisc.go.jp/council/cs/index.html#cs41
出典情報 サイバーセキュリティ戦略本部(第41回 7/10)《内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

実際の IoT ボットネットへの対処を見据えた C&C サーバ8の検知・評価・
共有・対処の一連の仕組みの改善・検証に取り組み、フロー情報分析を行う
ISP9の拡充等を通じた C&C サーバの観測能力向上を図る。また、対策時に得
られる情報を統合分析し、IoT ボットネットの全体像の可視化につなげる。


中小企業のサイバーセキュリティ対策促進
サイバーセキュリティお助け隊サービスについて、2023 年度に創設した
新たなサービス類型を含め、中小企業等への普及・展開を図る。
企業規模や IT 資産の内容等に応じて、ガイドラインとも紐付けながら、
費用対効果のある方法等を提示する。
中小企業等とセキュリティ人材とのマッチングを促す場を構築し、セキ
ュリティ人材のシェアリング促進等、中小企業における人材探索コストの
低減を図る。



海外のサイバーセキュリティ関係機関との協調・連携及びインド・太平洋地
域における能力構築支援の推進
同盟国・同志国間での情報交換・政策協調や、サイバーセキュリティに関
する多国間の枠組み(G7、IWWN10、CRI11、日米豪印、FIRST12等)への参画・
貢献、国際シンクタンクやフォーラムにおける我が国政策の発信を行う。
日 ASEAN サイバーセキュリティ政策会議、インド太平洋地域向け産業制
御システムサイバーセキュリティ演習、AJCCBC13における各種演習・CTF14の
実施、大洋州島しょ国を対象としたサイバーセキュリティ能力構築支援プ
ロジェクト、世界銀行サイバーセキュリティ・マルチドナー信託基金への拠
出等を通じたインド太平洋地域を含む途上国のサイバー分野に係る能力構
築支援を行う。



警察におけるサイバー空間の安全・安心の確保に資する取組の推進
警察庁サイバー警察局において、国内外の多様な主体と連携しながら、サ

8

Command and Control サーバ。攻撃者がマルウェアに対して指令となるコマンドを送信し、マルウェア感
染した端末の動作を制御するために用いられるサーバ。
9
Internet Service Provider。インターネット接続事業者。
10
International Watch and Warning Network。サイバー空間の脆弱性、脅威、攻撃に対応する国際的な取
組の促進を目的とした会合。
11
Counter Ransomware Initiative。ランサムウェア対策多国間会合。
12
Forum of Incident Response and Security Teams。各国の CSIRT の協力体制を構築する目的で、1990
年に設立された国際協議会であり、2024 年4月現在、世界 107 の官・民・大学等 718 の組織が参加。
13
ASEAN-Japan Cybersecurity Capacity Building Centre。日 ASEAN サイバーセキュリティ能力構築セン
ター。
14
Capture The Flag。専門知識や技術を駆使して、問題の中に隠されたフラグ(=キーワード)を探し出
し、時間内に獲得した合計点数を競うクイズ形式のハッキングコンテスト。

4