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06資料４新型コロナワクチンについて (報告)［1.7MB］ (6 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41548.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会（第61回 7／18）《厚生労働省》 |
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オミクロンXBB対応１価ワクチンの有効性
(入院及び集中治療室入室に対する予防効果)
第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
2024(令和６)年２月５日
資料１
60歳以上の新型コロナワクチン接種歴がある者において、2023年10ー12月におけるXBB株対応型１価ワクチンの入
院予防効果は70.7%、ICU入室予防効果は73.3%であった。
Henri van Werkhoven C et al1（Eurosurveillance, 2024）
XBB株対応型１価ワクチン未接種者と比較した
当該ワクチン既接種者の入院及び
ICU入室に対するワクチン有効性
研究内容：オランダで2023年９月25日時点で人口統計に登録がある60歳以上
の者のうち、過去に新型コロナワクチン接種歴※１があり、XBB株対応型１価ワ
クチンの接種適応がある者を対象。 2023年10月9日ー12月５日における
ファイザー社XBB株対応型１価ワクチンの入院※２予防効果、ICU入室予防効果
それぞれをスクリーニング法※３を用いて推計した。
結果：4,184,231名が対象となった。入院は2,050例で、このうちXBB株対応
型１価ワクチン接種者は295例（14.4%）であった。 ICU入室は92例で、この
うちXBB株対応型１価ワクチン接種者は８例であった。60歳以上でXBB株対応
型１価ワクチンの接種適応がある者における接種率は右下のグラフ青線のとお
り※４であった。
ファイザー社XBB株対応型１価ワクチンの60歳以上の者における有効性は以下
のとおり。
入院予防効果：
70.7% [95%CI：66.6ー74.3]
‒ 60-74歳：
68.3% [58.3ー75.9]
‒ 75-84歳：
73.9% [68.5ー78.4]
‒ 85歳以上：
66.0% [56.4ー73.5]
ICU入室予防効果： 73.3% [42.2ー87.6]
60歳以上のXBB株対応型１価ワクチン接種適応者にお
ける接種率推移（青）及び
入院症例におけるワクチン接種率の７日移動平均（赤）
※１ オランダの新型コロナワクチン接種の全国登録データベース（CIMS）に登録されている、2021年１月以降に最低１回以上ワクチン接種を受けた者。
※２ オランダの新型コロナウイルス感染症に罹患した入院症例の約55%をカバーするデータセットから、新型コロナウイルス感染症以外の理由で入院した者を除外。
※３ スクリーニング法は、症例群におけるワクチン接種率と、その症例群が所属する比較対象として妥当な集団におけるワクチン接種率を用いることでワクチン有効性を推計する手法。PCV=症
例群中のワクチン接種率、PPV=比較対象の集団におけるワクチン接種率として、crude VE（粗ワクチン有効性）=1-{(PCV/1-PCV)×(1-PPV/PPV)}で得られる。本研究では、新型コロナウイル
ス感染症による入院者、対象集団全体それぞれにおけるXBB株対応型ワクチン接種率を、CIMSに登録されている接種日、性別、地域、５歳刻みの年齢集団で層別化して算出した。
※４ 実数は論文中に示されていない。
1 van Werkhoven C Henri, Valk Anne-Wil, Smagge Bente, de Melker Hester E, Knol Mirjam J, Hahné Susan JM, van den Hof Susan, de Gier Brechje. Early COVID-19 vaccine
effectiveness of XBB.1.5 vaccine against hospitalisation and admission to intensive care, the Netherlands, 9 October to 5 December 2023. Euro Surveill. 2024;29(1)
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(入院及び集中治療室入室に対する予防効果)
第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
2024(令和６)年２月５日
資料１
60歳以上の新型コロナワクチン接種歴がある者において、2023年10ー12月におけるXBB株対応型１価ワクチンの入
院予防効果は70.7%、ICU入室予防効果は73.3%であった。
Henri van Werkhoven C et al1（Eurosurveillance, 2024）
XBB株対応型１価ワクチン未接種者と比較した
当該ワクチン既接種者の入院及び
ICU入室に対するワクチン有効性
研究内容：オランダで2023年９月25日時点で人口統計に登録がある60歳以上
の者のうち、過去に新型コロナワクチン接種歴※１があり、XBB株対応型１価ワ
クチンの接種適応がある者を対象。 2023年10月9日ー12月５日における
ファイザー社XBB株対応型１価ワクチンの入院※２予防効果、ICU入室予防効果
それぞれをスクリーニング法※３を用いて推計した。
結果：4,184,231名が対象となった。入院は2,050例で、このうちXBB株対応
型１価ワクチン接種者は295例（14.4%）であった。 ICU入室は92例で、この
うちXBB株対応型１価ワクチン接種者は８例であった。60歳以上でXBB株対応
型１価ワクチンの接種適応がある者における接種率は右下のグラフ青線のとお
り※４であった。
ファイザー社XBB株対応型１価ワクチンの60歳以上の者における有効性は以下
のとおり。
入院予防効果：
70.7% [95%CI：66.6ー74.3]
‒ 60-74歳：
68.3% [58.3ー75.9]
‒ 75-84歳：
73.9% [68.5ー78.4]
‒ 85歳以上：
66.0% [56.4ー73.5]
ICU入室予防効果： 73.3% [42.2ー87.6]
60歳以上のXBB株対応型１価ワクチン接種適応者にお
ける接種率推移（青）及び
入院症例におけるワクチン接種率の７日移動平均（赤）
※１ オランダの新型コロナワクチン接種の全国登録データベース（CIMS）に登録されている、2021年１月以降に最低１回以上ワクチン接種を受けた者。
※２ オランダの新型コロナウイルス感染症に罹患した入院症例の約55%をカバーするデータセットから、新型コロナウイルス感染症以外の理由で入院した者を除外。
※３ スクリーニング法は、症例群におけるワクチン接種率と、その症例群が所属する比較対象として妥当な集団におけるワクチン接種率を用いることでワクチン有効性を推計する手法。PCV=症
例群中のワクチン接種率、PPV=比較対象の集団におけるワクチン接種率として、crude VE（粗ワクチン有効性）=1-{(PCV/1-PCV)×(1-PPV/PPV)}で得られる。本研究では、新型コロナウイル
ス感染症による入院者、対象集団全体それぞれにおけるXBB株対応型ワクチン接種率を、CIMSに登録されている接種日、性別、地域、５歳刻みの年齢集団で層別化して算出した。
※４ 実数は論文中に示されていない。
1 van Werkhoven C Henri, Valk Anne-Wil, Smagge Bente, de Melker Hester E, Knol Mirjam J, Hahné Susan JM, van den Hof Susan, de Gier Brechje. Early COVID-19 vaccine
effectiveness of XBB.1.5 vaccine against hospitalisation and admission to intensive care, the Netherlands, 9 October to 5 December 2023. Euro Surveill. 2024;29(1)
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