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10参考資料2帯状疱疹ワクチンファクトシート第2版[2.0MB] (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41548.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第61回 7/18)《厚生労働省》
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新型インフルエンザ等対策の対策項目と横断的視点

づき、有事に関係機関が連携して感染症医療を提供できる体制を整備し、研
修・訓練等を通じてこれを強化する。感染症危機には、通常医療との両立を
念頭に置きつつ、感染症医療の提供体制を確保し、病原性や感染性等に応じ
て変化する状況に機動的かつ柔軟に対応することで、国民の生命及び健康を
守る。
⑨ 治療薬・治療法
新型インフルエンザ等が発生した場合は、全国的かつ急速にまん延し、国
民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあることから、健康被害や
社会経済活動への影響を最小限にとどめる上で、医療の提供が不可欠な要素
であり、治療薬・治療法が重要な役割を担っている。
新型インフルエンザ等の発生時に、治療薬・治療法を早期に実用化し、患
者へ提供可能とすることが重要であり、平時から、大学等の研究機関や製薬
企業等の研究開発力向上のための施策を講じ、人材の育成・確保や技術の維
持向上を図るとともに、治療薬の開発が必要な感染症(重点感染症)に対す
る情報収集・分析を行い、未知の感染症も念頭に置いた研究開発を推進する。
新型インフルエンザ等の発生時に、平時に整備した研究開発体制を活用し、
速やかに治療薬の実用化に向けた取組を実施する。
また、新型インフルエンザ等の発生時に治療薬の安定的な供給を確保し、
迅速に必要な患者に投与できるよう、平時から製造能力の強化等を図るとと
もに、医療機関や薬局へ円滑に流通させる体制を整理し、新型インフルエン
ザ等の発生時に速やかに体制が構築できるよう必要な準備・訓練等を行う。
⑩ 検査
新型インフルエンザ等の発生時における検査の目的は、患者の早期発見に
よるまん延防止、患者を診断し早期に治療につなげること及び流行の実態を
把握することである。また、検査の適切な実施は、まん延防止対策の適切な
検討及び実施や、柔軟かつ機動的な対策の切替えのためにも重要である。さ
らに、検査が必要な者が必要なときに迅速に検査を受けることができること
は、新型インフルエンザ等による個人及び社会への影響を最小限にとどめる
ことや、感染拡大防止と社会経済活動の両立にも寄与し得る。
このため、新型インフルエンザ等の発生時に、必要な検査が円滑に実施さ
れる必要があり、平時から検査機器の維持及び検査物資の確保や人材の確保
を含めた準備を着実に進めるとともに、新型インフルエンザ等の発生当初か
ら研究開発や検査拡充等の体制を迅速に整備することが重要である。また、
状況の変化に合わせて、病原体の性状(病原性、感染性、薬剤感受性等)や

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