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資料2-4 全国老人福祉施設協議会資料 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41488.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第2回 7/12)《厚生労働省》
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異に表れているものと思われる。(別紙参照)
難しい日本語学習を含め、働きながら受験勉強をする実務経験ルート
の者が大多数であることを考えると、限られた在留期間の中で資格取得
を目指す 外国人 介護 職員にとっては、 パ ート合格 を導入 する ことによ
り、必要な科目を段階的に習得することが可能となることで合格率のア
ップにつながり、介護人材の確保および定着へとつながるものと考え
る。
た だ し 、 導 入 に 当 た って は 、 次 の 点 に つ い て ご 配 慮 願 い た い 。


介護 福祉士 資格 の質の水 準を下げな いこと
パート合格の導入は、あくまで受験しやすい環境とすることで資格
を取得しやすくし、一定以上の資質をもつ介護職員を増やすことが目
的であると理解しており、介護職員の数の確保のために介護福祉士の
質を犠牲にするようなことがあれば、介護の仕事に対する誇りとモチ
ベーショ ンの低 下に つながり 、かえって 人材の確 保・定 着に 逆効果と
考えられる。
今後、認知症高齢者等のニーズに対応するため高い専門性を有する
介護人材 の確保 が求 められて いるこ とか ら、介護 の専門 職と して相応
しい資質を国家が保証するという制度に鑑み、その専門性の水準を維
持することは重要である。
ま た 、 外 国 人 介 護 職 員 に 関 し て は 、 試 験 の 難 易 度 を 下 げ、 簡 単 に 在
留資格「介護」を得られることとなれば、それを目的とした入国者が
増え、資格取得後より給与の高い地域や他産業へ流出する者が増える
ことが懸念される。



パート合格を外国人受験者に限定すべきではないこと
令和6年3月の「介護福祉士国家試験の検証に資するデータ分析報
告書」によれば、外国人受験者のみに導入することも検討できるので
は な い か 、 と の 意 見 が あ っ た と さ れ て い る ( 9 頁 )。
現在、N4の日常会話が不十分なレベルから入国し、働きながら、
難解な漢字の医療専門用語がならぶ「医療的ケア」科目群までカバー
して試験を クリア す ることは 難易度 が高 く、日本 語理解 への ハンデを
理由に外国人受験者のみに適用することは一考に値する。
し か し 、 今 後 求 め ら れ る 介 護 人 材 は 、 認 知 症 ケ ア や、 多 職 種 連 携 に
よ る チ ーム ケ ア な ど、 高 度 な レ ベ ル で コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 重 要 と な
ることを 考える と、 高齢者福 祉・介 護施 設等の第 一線で 活躍 してもら
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