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感染症週報 2024年第28週(7月8日-7月14日) (10 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html
出典情報 感染症週報 2024年第28週(7月8日-7月14日)(7/26)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2024年 第28週
(7月8日〜 7月14日)
:通巻第26巻 第28号

〈6月コメント〉
(7月12日集計分)
◆性感染症について (2024年4〜6月、22〜25ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2024年
6月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は981(産婦人科・産科・婦人科:483、泌尿
器科:409、皮膚科:80、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(22〜25ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大きな
変化は認められなかった。6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男
女ともに大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男性では20〜24歳および25〜
29歳、女性では20〜24歳であった。また、男性では0歳、女性では10〜14歳の報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加し
た。6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともにかなり多かっ
た。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳および30〜34歳であった。ま
た、男女ともに10〜14歳の報告を認めた。
尖圭コンジローマ
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに増加し
た。6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともに大きな変化は
認められなかった。年齢群のピークは男性では30〜34歳、女性では20〜24歳であった。
淋菌感染症
4〜6月の定点当たり報告数は、1〜3月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに減少し
た。6月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともに大きな変化は
認められなかった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、女性では10〜
14歳の報告を認めた。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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