追認資料９

就学前教育・保育施設等の整備促進に係る緊急提言
各都道府県およ び各市町村において は、 待機児童を 早期に解消し 、 安全かつ安心な
教育・ 保育環境を 実現する ため、 就学前教育・ 保育施設整備交付金を 活用し 、 計画的
に保育所等の施設整備を 進める と と も に、 次世代育成支援対策施設整備交付金を 活用
し 、 児童福祉施設等の施設整備に取り 組んで いる と こ ろ です。
こ のたび、 両交付金について、 令和６ 年度第１ 回協議において 申請額が予算の上限
に達し たこ と から 、 不採択の施設が生じ たと こ ろ で あり 、 今後は採択のルールを よ り
明確にし ていただく 必要があり ま す。
今般、 第２ 回協議が実施さ れる こ と と なっ たも のの、 対象が限定さ れている と と も
に、 協議額ど おり の内示はで き な いこ と と さ れて おり 、 計画的な 施設整備に多大な 支
障が生じ ていま す。
本会において全国調査を 行っ たと こ ろ 、 施設整備の協議が中断し ている 事例も あり 、
子ど も の安全・ 安心の確保の観点から 、 真に憂慮すべき 事態と 考え ま す。
つき ま し て は、 子ど も たち が安全で 安心し て過ご すこ と がで き る 体制を 整備し 、 も
っ て 次世代育成支援対策を 推進さ れる よ う 、 下記の事項について 緊急に要請し ま す。
記
１

令和６ 年４ 月にこ ど も 家庭庁が実施さ れた所要額調査を 踏ま え、 全国の自治体が
計画し ている 全て の施設整備事業が確実かつ円滑に実施で き る よ う 、 以下の対応を
行う こ と 。
（ １ ） 早期の補正予算対応によ り 令和６ 年度予算枠を 確保する こ と 。
（ ２ ） 施設整備に遅れが生じ ないよ う 、 速やかな交付金の内示、 交付決定と と も
に、 内々示の実施や実施設計の事前着手を 認める な ど 柔軟な 対応を 可能と す
るこ と 。

２

令和７ 年度当初予算編成に当たっ ては、 整備計画に支障を 来たすこ と のな いよ う 、
十分な 予算額を 確保する こ と 。

令和６ 年５ 月２ ４ 日
全国知事会子ど も ・ 子育て政策推進本部長
滋賀県知事 三日月 大造