追認資料１１

航空燃料の安定供給に関する緊急要望

国際航空路線については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う運
休を経て、現在、地方空港においても、復便に加え、増便及び新規就
航（以下「復便等」
）が行われているところであるが、航空燃料の供
給量が不足しており、石油元売会社から航空会社への航空燃料の供
給について困難な状況が生じている。
政府は、令和５年３月に「持続可能な観光」
、
「消費額拡大」、
「地方
誘客促進」をキーワードとして「観光立国推進基本計画」を閣議決定
し、インバウンドを我が国成長戦略の柱及び地域活性化の切り札で
あるとしているが、国際航空路線の復便等は、この成長戦略の大前提
となるものである。
航空会社に復便等の意向があるにも関わらず、航空燃料の供給不
足が原因でこれに対応できないことは、経済成長のけん引役として
期待されるインバウンド需要の回復を妨げ、空港利用者の利便性を
阻害することになるため、早急に、国においてこの課題を解消いただ
きたく、下記事項について要望する。
記
航空燃料の安定供給
全国各地での製油所統廃合や航空燃料を国内各地へ運ぶ内航船の
不足、タンクローリーの人手不足など、考えられる供給不足要因を究
明し、航空需要に即した航空燃料の安定的な供給ができるよう、必要
な措置を早急に講じること。
令和６年７月２日
全国知事会 国土交通・観光常任委員会
委員長 新潟県知事 花角 英世