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【資料3】新型コロナウイルス感染症治療薬開発の振り返り等について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41827.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第88回 8/8)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症治療薬の取扱いについて
これまでの経緯
新型コロナウイルス感染症治療薬については、各薬剤の薬事承認後、国が確保し、希望する医療機関へ配分した。




このうち、抗ウイルス薬(ベクルリー、ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバ)については、一般流通が開始されたタイミングで、
国による配分を終了した。



中和抗体薬(ロナプリーブ、ゼビュディ、エバシェルド)については、一般流通されていないため、国による配分を継続してきたが、
通常の医療提供体制に完全移行したことを踏まえて、希望する医療機関に必要量を配分した上で、令和6年5月31日に配分を終了した。

※ 中和抗体薬は、スパイク領域をターゲットとしていたことから、ウイルス変異の影響を受けやすく、オミクロン株 出現後に有
効性の減弱が見られた。新型コロナウイルス感染症 診療の手引き等においても、中和抗体薬は「有効性が減弱していると考えら
れることから、抗ウイルス薬の投与を優先して検討すること」とされている。
(参考)中和抗体薬については、「2024年3月現在の主流であるオミクロン亜系統に対して有効性が減弱していると考えられることから、抗ウイルス薬の投与を優先して
検討すること。」とされている。( 新型コロナウイルス感染症(COVID-19 )の診療の手引き・ 第10.1版 令和6年4月23日発行 )



現在は、各薬剤について、不測の事態に備えて国で保管している。

今後の方針(案)



一般流通されている新型コロナの抗ウイルス薬の国における保有の取扱いについて




不測の事態に備えた保管を継続し、使用期限が到来したものは順次廃棄。

有効性が減弱していると考えられる新型コロナの中和抗体薬の国における保有の取扱いについて


現在の診療の手引きでは、抗ウイルス薬の投与優先を検討とされていること、医療機関には希望する必要量を配分したことな
どから、国が現在保有する中和抗体薬については廃棄。



国が確保した新型コロナの中和抗体薬の残余量は、令和6年6月末時点(使用期限到来済みのものを含む)で、ロナプリーブ(約124万人分)、ゼビュディ(約27万人分)、
エバシェルド(約11万人分)。
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