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議題2 先-3 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43370.html
出典情報 先進医療会議(第135回 9/5)《厚生労働省》
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先-3
6.9.5

東京医科歯科大学病院における事案について(告示番号 5、6)
1.当該技術について
・告示番号:5
・告示日:平成 26 年1月1日
・医療技術名:ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
・適応症:豚脂様角膜後面沈着物若しくは眼圧上昇の症状を有する片眼性の前眼部疾患
(ヘルペス性角膜内皮炎又はヘルペス性虹彩炎が疑われるものに限る。
)又は網膜に壊
死病巣を有する眼底疾患(急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎又は進行性網膜
外層壊死が疑われるものに限る。)
・医療技術の概要:ヘルペス性角膜内皮炎、ヘルペス性虹彩炎が疑われる片眼性の前眼部
疾患、急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎、進行性網膜外層壊死が疑われる網
膜壊死病巣を有する眼底病変は、ヒトヘルペスウイルスが病因と疑われる。このような
症例の前房水を前房穿刺、あるいは硝子体液を手術時に採取して、これらの眼内液から
DNA を抽出し、本診断法により HSV-1,HSV-2,VZV,EBV,CMV,HHV-6,HHV-7,HHV8 の DNA の同定と定量を おこなう。この診断に基づいて適正な抗ウイルス治療をお
こなう。
・告示番号:6
・告示日:平成 26 年1月1日
・医療技術名:細菌又は真菌に起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
・適応症:前房蓄膿、前房フィブリン、硝子体混濁又は網膜病変を有する眼内炎
・医療技術の概要:内眼手術直後からの眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する外因性眼内
炎や体内に感染巣があり眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する内因性眼内炎では早急に
細菌感染を疑い検査をする必要がある。このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは
硝子体液を手術時に採取して、これらの眼内液から DNA を抽出し、本診断により細菌
16SrDNA の定量をおこなう。この診断に基づいて適正な抗生剤投与、硝子体手術をお
こなう。
2.経緯、医療機関側の対応について
・ 2024 年8月 8 日に報告した先進医療 A 告示番号7、15、23、24 における不適切事案
について、当該医療機関が調査を進める中で、当該医療機関で行っている他の先進医
療 A の技術についても全件調査を行った。
・ その結果、告示番号5については、同意書の保管がされていない症例が 14 例、倫理
審査委員会で承認を受けていない同意書を用いた症例が3例あることが判明した。ま
た、告示番号6の技術については同意書の保管がされていない症例が9例あることが
判明した。

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