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資料3 医療安全を前提とした対人業務の効率化について(橋場構成員提出資料) (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24933.html |
出典情報 | 薬剤師の養成及び資質向上に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第3回 3/31)《厚生労働省》 |
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令和4年3月 31 日
第3回薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ
資料3
令和 4 年 3 月 31 日
日 本 薬 剤 師 会
医療安全を前提とした対物業務の効率化について
1. 対人業務を推進する観点から調剤業務の外部委託を推進すべきとの指摘についてどう
考えるか。
(総論)
○ 調剤は、患者の生命・健康に直結する業務で医療安全(医薬品の安全使用)を確保す
る必要があり、
「安全であろう」という前提で進めてはならない。
○ 対人業務を推進するための効率化については、安全性が担保された手段により、推進
されるべきである。
○ 専門家として、外部委託は医療安全(医薬品の安全使用)の確保が困難であり、加え
て、委託先での過誤・不正、個人情報漏洩といった新たなリスクがある。
○ これらのリスクを回避するためには高度な管理・監督業務が発生し、効率化やそれに
伴う対人業務の充実に繋がるか疑問である。
○ そもそも薬局には地域への医薬品提供に対応できる体制を整えておく必要がある。
(補足)
○ 処方箋を受け付けた薬局の薬剤師は、患者の状況確認や処方箋中の疑義等の解消、薬
剤の調製、服薬指導、フォローアップまでの一連の行為を一貫して把握・確認するこ
とで、患者の医療安全(医薬品の安全使用)を確保している。
○ 外部委託では、一連の行為の一貫した把握・確認は難しく、患者の医療安全(医薬品
の安全使用)が脅かされるのではないか。
○ また、委託先での過誤・不正、個人情報漏洩などの新たなリスク回避のための委託先
への精緻な情報伝達・委託先の高度な管理監督等や患者同意が必要になることから、
それらを含めた業務時間や業務負担を検討する必要がある。
○ 外部委託では、直ちに調剤・薬剤交付を実施することは難しい。慢性期疾患の治療薬
の一包化であっても、直ちに調剤・薬剤交付をしなければならない場合もある。多様
な患者に対応するためには、どの薬局でも、一包化に必要な機器やそのための技術・
技能等を備えていなければならないことには変わりない。
第3回薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ
資料3
令和 4 年 3 月 31 日
日 本 薬 剤 師 会
医療安全を前提とした対物業務の効率化について
1. 対人業務を推進する観点から調剤業務の外部委託を推進すべきとの指摘についてどう
考えるか。
(総論)
○ 調剤は、患者の生命・健康に直結する業務で医療安全(医薬品の安全使用)を確保す
る必要があり、
「安全であろう」という前提で進めてはならない。
○ 対人業務を推進するための効率化については、安全性が担保された手段により、推進
されるべきである。
○ 専門家として、外部委託は医療安全(医薬品の安全使用)の確保が困難であり、加え
て、委託先での過誤・不正、個人情報漏洩といった新たなリスクがある。
○ これらのリスクを回避するためには高度な管理・監督業務が発生し、効率化やそれに
伴う対人業務の充実に繋がるか疑問である。
○ そもそも薬局には地域への医薬品提供に対応できる体制を整えておく必要がある。
(補足)
○ 処方箋を受け付けた薬局の薬剤師は、患者の状況確認や処方箋中の疑義等の解消、薬
剤の調製、服薬指導、フォローアップまでの一連の行為を一貫して把握・確認するこ
とで、患者の医療安全(医薬品の安全使用)を確保している。
○ 外部委託では、一連の行為の一貫した把握・確認は難しく、患者の医療安全(医薬品
の安全使用)が脅かされるのではないか。
○ また、委託先での過誤・不正、個人情報漏洩などの新たなリスク回避のための委託先
への精緻な情報伝達・委託先の高度な管理監督等や患者同意が必要になることから、
それらを含めた業務時間や業務負担を検討する必要がある。
○ 外部委託では、直ちに調剤・薬剤交付を実施することは難しい。慢性期疾患の治療薬
の一包化であっても、直ちに調剤・薬剤交付をしなければならない場合もある。多様
な患者に対応するためには、どの薬局でも、一包化に必要な機器やそのための技術・
技能等を備えていなければならないことには変わりない。