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【参考資料2-2】諸外国におけるARI/ILI定点の設置・基準等の状況 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43998.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第90回 10/9)《厚生労働省》
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第90回厚生科学審議会感染症部会

諸外国におけるARI/ILI定点の設置・基準等の状況
定点数

患者の把握方法
(症例定義 ※1)

ARI

米国

ILI

英国

2024(令和6)年10月9日

ARI/ILIのほか,
検体又は病原体について
他のサーベイランス
検査を実施しているウイルス
体制の有無 ※2

ILI

定点機関の
特徴

検体又は病原体
の収集方法

検体又は病原体の
定点あたり収集数等

-

3,400

GP※3

一部の定点
から収集

州により異なる ※4

州により異なる ※4

ILI

-

1,000

GP

流行開始時は2~3検体/週,
流行ピーク時は最大20検体/週

フランス

ARI / ILI

305

183

GP

ドイツ

ARI

800

-

GP

スペイン

ARI

213

-

GP,小児科医

スウェーデン

ARI / ILI

80

80

GP,感染症医

ベルギー

ARI / ILI

83

83

GP

デンマーク

ILI

-

150

GP

オーストラリア

ILI

-

250

GP

インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19
インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19,
その他呼吸器ウイルス

日本
(現在)

「インフルエンザ」
としてILI及びイン
フルエンザを把握

-

内科や小児科標榜
5,000
する診療所,病院

一部の定点
から収集

内科や小児科標榜
する診療所,病院

一部の定点
から収集

日本
(ARI導入後)
※1

ARI

3,000

-

一部の定点
から収集
一部の定点
から収集
一部の定点
から収集
全ての定点
から収集
全ての定点
から収集
一部の定点
から収集
一部の定点
から収集
一部の定点
から収集

その週の最初の症例から収集
年齢階層を考慮し,
その週の最初の症例から収集

2~5検体/週
最大5検体/週
2検体/週
2検体/週
全ての症例から収集

流行時は1検体/週,
非流行時は1検体/月
(諸外国と比較し,インフルエンザウイルス
の収集数としては多く収集している)

(検討中)

参考資料
2ー2












インフルエンザウイルス



インフルエンザウイルス,
RSV,COVID-19,
その他呼吸器ウイルス



WHOによるARI及びILIの定義
ARI:咳嗽,咽頭痛,呼吸がしにくい,鼻汁といった呼吸器症状を急性に発症し,医師が感染症を疑うもの
ILI:38度以上の発熱と咳嗽を伴う急性呼吸器感染症を10日以内に発症したもの
※2 ARI/ILIのほか,他のサーベイランスを重層的に実施している場合は「○」と記載.例えば, ERセンターを対象にしたサーベイランス(米国・英国)や,各国における大学等の研究機関が実施するサーベイランス等がある.
※3 GP( General Practitioner )は,内科,外科,小児科,婦人科,皮膚科等の分野について診察できる医師を指していることが多く,日本でいう「かかりつけ医」のような意味がる.
診察を希望する患者は,事前に登録したGPに予約を行い受診する.
※4 米国における検体又は病原体を用いた病原体ゲノムサーベイランスは,州により体制が異なり実施していない州もある