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資料1 美容医療の適切な実施に関する報告書(案)の概要 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45367.html |
出典情報 | 美容医療の適切な実施に関する検討会(第4回 11/13)《厚生労働省》 |
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美容医療の適切な実施に関する報告書(案)の概要
1.美容医療を取り巻く状況
医療の相談件数の推移
12000
患者
10000
8000
6000
4000
1862
2602
5507
医療機関
保健所
医師
「シワを取るはずが顔面麻痺が残った…」「関係法令&ルールを知らない…」
「安全管理の状況・体制等を把握し
「医師ではない人に治療方針を決定され 「提供した医療の内容や契約内容につ にくい…」
た…」
0
いて患者とトラブルになる…」
「通報を受けたが立入検査に入って
2019
2021
2023
「オンラインで無診察処方された…」
よいケースかどうか分からない…」
その他医療サービス(件数) 美容医療(件数) 「強引に高額な契約を結ばされた…」 「研修・教育体制が不十分…」
「カルテを見ても診療の実態がわから
出典:PIO-NET(※)へ2024年3月31日までに登録
「SNS広告を見て受診しトラブルに…」 「問題が起こっても対処出来ない…」
ず、指導ができない…」
2000
4104
4019
4026
された相談データ
2.美容医療がより安全に、より高い質で提供されるにあたっての課題と対応策
課題
・美容医療を提供する医療機関における院内の安全管理の
実施状況・体制等を保健所等が把握できていない
・患者側も医療機関の状況・体制を知る手段がなく、医療
機関における相談窓口を知らない
・関係法令&ルール(オンライン診療に係るものを含む)
が浸透していない
・合併症等への対応が困難な医師が施術を担当している
・安全な医療提供体制や適切な診療プロセスが統一的・網
羅的に示されていない
・アフターケア・緊急対応が行われない医療機関がある
対応策
⚫ 美容医療を行う医療機関等の報告・公表の仕組みを導入
⇒安全確保措置の実施状況/専門医資格の有無/相談窓口の設置状況等を
都道府県等に報告させ、そのうち国民に必要な情報を公表
⚫ 関係法令&ルールに関する通知の発出
⇒保健所等による立入検査や指導のプロセス・法的根拠の明確化
⚫ 医療機関による診療録の記載の充実
⚫ オンライン診療指針が遵守されるための法的整理
⚫ 関係学会によるガイドライン策定
⇒遵守すべきルール/標準的な治療内容/事故発生時の対応方針/適切な研修
のあり方/契約締結時のルール等を盛り込んだガイドラインを策定
・保健所の指導根拠となる診療録の記載が不十分な場合が
ある
⚫ 医療広告規制の取締りの強化
・悪質な医療広告が放置されている
⚫ 行政による周知・広報を通した国民の理解の促進
※パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム。国民生活センターと全国の消費生活センター等をオンラインネットワークで結び、消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベース
2
1.美容医療を取り巻く状況
医療の相談件数の推移
12000
患者
10000
8000
6000
4000
1862
2602
5507
医療機関
保健所
医師
「シワを取るはずが顔面麻痺が残った…」「関係法令&ルールを知らない…」
「安全管理の状況・体制等を把握し
「医師ではない人に治療方針を決定され 「提供した医療の内容や契約内容につ にくい…」
た…」
0
いて患者とトラブルになる…」
「通報を受けたが立入検査に入って
2019
2021
2023
「オンラインで無診察処方された…」
よいケースかどうか分からない…」
その他医療サービス(件数) 美容医療(件数) 「強引に高額な契約を結ばされた…」 「研修・教育体制が不十分…」
「カルテを見ても診療の実態がわから
出典:PIO-NET(※)へ2024年3月31日までに登録
「SNS広告を見て受診しトラブルに…」 「問題が起こっても対処出来ない…」
ず、指導ができない…」
2000
4104
4019
4026
された相談データ
2.美容医療がより安全に、より高い質で提供されるにあたっての課題と対応策
課題
・美容医療を提供する医療機関における院内の安全管理の
実施状況・体制等を保健所等が把握できていない
・患者側も医療機関の状況・体制を知る手段がなく、医療
機関における相談窓口を知らない
・関係法令&ルール(オンライン診療に係るものを含む)
が浸透していない
・合併症等への対応が困難な医師が施術を担当している
・安全な医療提供体制や適切な診療プロセスが統一的・網
羅的に示されていない
・アフターケア・緊急対応が行われない医療機関がある
対応策
⚫ 美容医療を行う医療機関等の報告・公表の仕組みを導入
⇒安全確保措置の実施状況/専門医資格の有無/相談窓口の設置状況等を
都道府県等に報告させ、そのうち国民に必要な情報を公表
⚫ 関係法令&ルールに関する通知の発出
⇒保健所等による立入検査や指導のプロセス・法的根拠の明確化
⚫ 医療機関による診療録の記載の充実
⚫ オンライン診療指針が遵守されるための法的整理
⚫ 関係学会によるガイドライン策定
⇒遵守すべきルール/標準的な治療内容/事故発生時の対応方針/適切な研修
のあり方/契約締結時のルール等を盛り込んだガイドラインを策定
・保健所の指導根拠となる診療録の記載が不十分な場合が
ある
⚫ 医療広告規制の取締りの強化
・悪質な医療広告が放置されている
⚫ 行政による周知・広報を通した国民の理解の促進
※パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム。国民生活センターと全国の消費生活センター等をオンラインネットワークで結び、消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベース
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