「全国がん登録

情報の提供マニュアル」の改訂について

令和６年度末を目途に行う改訂の方針案は以下のとおり。

検討項目

現行マニュアルの課題

改訂方針（案）

• 法第20条の規定により提供
される生存確認情報の取扱
いに係る方針の明確化

• 法第20条の規定により提供される生存確認
情報の取扱いについて明記されていない。

• これまでのがん登録部会における議論を踏まえ、
適切な安全管理措置のもと、第三者提供を可能
とする場合の加工方法について明記する。

• 全国がん登録情報等の国外
提供に係る運用ルールの明
確化

• 全国がん登録情報及び都道府県がん情報の
国外提供に必要な要件や対応が不明確。

• 第29回がん登録部会において示した運用ルール
を明記する。

• 利用者の範囲の明確化

• 中間とりまとめの「情報の利用範囲（民間
事業者の利用可否）」において挙げられた
とおり、利用者の範囲及びその基準が不明
確。

• 治療法や医薬品の開発等を通じ、広く一般国民
の利益となることが期待できる場合など、民間
事業者における情報の利用が可能であることが
分かるよう、民間事業者を含めた利用者の範囲
や利用できる場合の範囲を明記する。

• 「利用者（申請者）用」と
「提供者（実務者）用」の
分冊化

• 現行のマニュアルには、利用者、提供者そ
れぞれが留意すべき点が混在しており、利
便性が低い。

• これまでの状況を踏まえ、申出の事前相談から
利用、研究結果の公表まで、利用者に必要な内
容をまとめたマニュアルと全国がん登録情報の
提供実務者に必要な内容をまとめたマニュアル
へ分冊化する。

• 申出文書の利便性向上

• 申出文書に関する記載が、申出者にとって
煩雑でわかりにくい記載がある。
• 各種様式について、情報提供の審議に関す
る事務を考慮されていない点があり、事務
負担の増加につながる。

• 申出者が作成しやすいよう、申出文書に係る記
載を整備する。併せて、審議体制を考慮して様
式の整備等を行い、情報提供に関する事務の効
率化を図る。
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