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議題2 参考資料1粒子線に係る報告書について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46563.html
出典情報 先進医療会議(第138回 12/5)《厚生労働省》
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・ 転移性肝腫瘍について:大腸癌からの少数転移性肝腫瘍に対する粒子線治療は,同病態での SBRT
(stereotactic body radiotherapy:定位放射線治療)と比較して,全生存率,局所制御率において優
越性が示唆された.
・転移性肺腫瘍について:大腸癌からの少数転移性肺腫瘍に対する粒子線治療は,同病態での SBRT と
比較して,全生存率,局所制御率において優越性が示唆された.
・転移性リンパ節について:子宮癌からのリンパ節転移に対する粒子線治療は,同病態での IMRT
(intensity modulated radiotherapy:強度変調放射線治療)および SBRT と比較して,全生存率,局
所制御率において優越性が示唆された.

問:粒子線治療は既存の放射線治療に比べ,費用対効果は優れているか?
・ 粒子線治療と既存の放射線治療間の費用対効果分析研究は日本を含め世界各国で行われており,
粒子線治療の費用対効果は優れていたとする報告は多い.一方で背景となる医療費は国や地域で異
なっており,また報告における比較項目が治療効果のみのものもあれば,副作用・QOL などを含ん
でいるものもある.そのような背景もあり,粒子線治療の費用対効果が高いと断言はできず,今後
も研究が必要である.

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