感染症法第53条の22に基づく報告徴収を実施している感染症対症療法薬
令和７年度薬価改定の骨子（令和６年12月25日中医協了承）において、不採算品再算定の適用対象については、基礎的医薬品、安定確保
医薬品のカテゴリA及びB、感染症対症療法薬等の安定供給に向けて行われた大臣要請に係る品目を基本とするとされている。
そのうち、大臣要請については、感染症対症療法薬のうち、当時特に需給が逼迫していた鎮咳・去痰薬に対してのみ行われたところであ
るが、現下の感染症の急激な拡大を踏まえると、それ以外の感染症対症療法薬についても、下支えが必要である。
したがって、感染症法に基づく平時からの報告徴収を求めている解熱・鎮痛薬等についても、大臣要請に係る品目と同様、不採算品再算
定の対象とすることとする。（なお、麻酔薬については、安定確保医薬品のカテゴリAであるため、別途不採算品再算定の対象とされてい
る。）
ただし、解熱・鎮痛薬等については、基礎的医薬品、安定確保医薬品のカテゴリA及びBと同様、乖離率等の要件を課した上で不採算品再
算定の適用可否を判断することとする。

薬効分類

成分

麻酔薬

• プロポフォール

解熱鎮痛薬
※急性上気道炎等の解熱・鎮痛

• アセトアミノフェン
• イブプロフェン
• ロキソプロフェンナトリウム

鎮咳薬
※気管支炎、上気道炎等の咳嗽

• デキストロメトルファン
• ジメモルファン
• エフェドリン･ノスカピン･クロルフェニラミン剤

鎮咳去痰薬
※気管支炎等の咳嗽・喀痰喀出困難

• チペピジンヒベンズ酸
• Ｌ－カルボシステイン
• アンブロキソール

止血剤
※咽頭痛、扁桃炎、咽喉頭炎

• トラネキサム酸

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