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10 変異株PCR検査 (6 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021349.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第85回 4/7)《東京都》
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オミクロン株亜種「BA.2系統」と「BA.1系統」の比較
BA.2

BA.1

備考

感染性

より高い

高い

いずれもデルタ株より感染性が高い。
BA.2の方がより感染性が高く、
より短い時間で感染を広げる

重症度

低い

低い

BA.2は重症化・死亡リスク増加の報告はないが、
引き続きの知見集積が必要

ワクチン効果





1、2回目接種による効果はデルタ株より低下
するものの、3回目接種により一時的に高まる

中和抗体薬効果

従来株と
比較して低い

著しく低下

(3回目接種)

※1カシリビマブ・イムデビマブ(ロナプリーブ)
※2ソトロビマブ(ゼビュディ)

抗ウイルス薬効果

レムデシビル(ベクルリ―)、モルヌピラビル(ラゲブリオ)
ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッドパック)



※1

一定程度維持 ※2



従来株と比較して低いが、BA.2は※1,※2とも
に中和活性が維持されている
BA.1、BA.2系統いずれに対しても効果を有し
ていた

・国立感染症研究所「SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第9報)」、東京大学・国立感染症研究所・日本医
療研究開発機構の「Efficacy of Antiviral Agents against the SARS-CoV-2 Omicron Subvariant BA.2」基に作成
・国立感染症研究所レポートは、抗体医薬品の評価はin vitro(試験管内)での評価。解釈に注意が必要
・内容や見解は情勢の変化によって変わる可能性があることに留意が必要
【参考】第78回アドバイザリーボード資料(令和4年3月30日)より出典
〇 海外の一部の地域では、BA.2系統による感染が拡大
海外の状況
〇ヨーロッパではBA.2系統への置き換わりが進み、感染者だけでなく重症者・死亡者が増加に転じている国もある
〇 感染した人が別の人にうつすまでの時間(世代時間)⇒BA.2系統の方が15%短い
感染性
〇 実効再生産数 ⇒BA.2系統の方が26%高い
〇 動物実験では、BA.2系統の方が病原性が高い可能性
重症度
〇 ただし、実際の入院リスク及び重症化リスクに関する差は見られないとの報告もある
〇 3回目接種により、BA.1系統への発症予防効果が一時的に高まる
ワクチン効果
〇 BA.2系統も、ワクチンの予防効果に大きな差はない