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資料3-9 和田先生提出資料(会議提出版) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第84回 5/19)《厚生労働省》
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2022 年 5 月 19 日
阿南英明、今村顕史、岡部信彦、押谷仁、尾身茂、釜萢敏、鈴木基、
舘田一博、中島一敏、前田秀雄、脇田隆字、和田耕治
岡田賢司、谷口清州、多屋馨子、峯眞人、森内浩幸
日常生活における屋外と、小児のマスク着用について
○インフルエンザなどの呼吸器感染症対策として、感染者が不織布製マスク(以下、マスク)を
着用することで、咳・くしゃみなどの症状のある人や会話の際に飛沫やエアロゾルの発散を
低減させることを目的として推奨された。また、限界はあるものの飛沫やエアロゾルを吸い込む
ことを予防する効果もある。
○新型コロナウイルス感染症では、発症前あるいは無症状の人からの感染対策が重要である
ことが明らかとなり、さらに感染力が高いことや感染した場合の影響が大きかったことから、
症状の有無に関わらず公共の場や職場などでのマスク着用が呼びかけられてきた。
〇ワクチン接種が進み、また病原性がより低いオミクロン株が流行株の多くを占めるようになり
これまでの対策を緩和すべきという社会的要請も高まってきている。しかし、オミクロン株の伝
播力は、ウイルスの特性からも従来株よりも高いため、マスク着用を含めた基本的な感染対策
は重要である。
○これまでも、人との距離が十分確保できれば、屋外でマスクの着用は必ずしも必要でない旨
を示すとともに、特に気温、湿度が高い夏期には熱中症の予防の観点からも周りの人との距離
が確保できるところではマスクを外すことを推奨してきた。(環境省・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000798079.pdf 令和 3 年 6 月)
○ここでは、日常生活において、空気の循環により感染リスクが室内に比べて低めとなる屋外
でのマスク着用について改めて確認する。また、オミクロン株の感染拡大によって一時的にマス
ク着用の必要性が強化された小児におけるマスク着用について、考え方を整理する。
1.屋外でのマスク着用について
○屋外で周囲の人と距離が十分に確保できる、または、家族のような一緒に過ごすことが多い
間柄の人たちだけであればマスクの着用は、引き続き必要ではないと考えられる(例えば公園
での散歩やランニング、自転車などの移動など)。
○屋外で周囲との距離が十分に確保できない場面でも、周囲で会話が少ない(又はほとんど
ない)ようであれば、これまでの考え方どおり、マスク着用は必ずしも必要ないと考えられる(例
えば徒歩での移動において)。多数の人が利用する公共交通機関での通勤・通学については
引き続きマスクを着用する。

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