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資 料2-1 血液製剤に関する医療機関からの感染症報告事例等について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26025.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第1回 6/8)《厚生労働省》 |
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PMDA提出資料より血液対策課作成
感染症報告事例一覧
日赤番号
識別番号
報告受領日
販売名(一般名)
患者 年
性別 代
原疾患(簡略
名)
感染症名
投与年月
投与前検査(年月)
投与後検査(年月)
日赤投与前
検査
(年月)
日赤投与後
検査
(年月)
受血者個別
NAT
献血者個別NAT
併用血液製
剤等
備考
国内輸血用血液製剤
重篤性(担
供血者再献 同一供血者製剤 同一供血者製剤
重篤性(企
当医の見
血
確保
使用
業の見解)
解)
転帰
輸血終了時 BT 36.8℃、BP 111/66 mmHg、HR 103 /min。
輸血翌日 悪寒出現。BT 38.9℃、BP 116/69 mmHg、HR 126 /min、SpO2 100%。
体温測定2時間37分後 BT 40.8℃、BP 106/49 mmHg、HR 136 /min、SpO2 100%。
体温測定3時間58分後 BT 40.6℃、BP 103/49 mmHg、HR 140 /min、SpO2 100%。
血液培養検査実施。
メロペネム水和物、テイコプラニン投与開始。
輸血翌日実施の患者血液培養検査より、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌を検出。後にStaphylococcus haemolyticus (MRS)を同定。
輸血2日後 BT 40.5℃、BP 102/60 mmHg、HR 139 /min、SpO2 100%。
PDI-3-22AA-21000051
00005
2022/2/9
照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液
男
(放射線照射))
10 血液腫瘍
ブドウ球菌
22/01
性菌血症
輸血前 BT 37.1℃、BP 107/70
mmHg、HR 127 /min、SpO2
100%。
輸血3日後 BT 39.5℃、BP 114/54 mmHg、HR 120 /min、SpO2 100%。
輸血4日後 BT 39.7℃、BP 96/48 mmHg、HR 115 /min、SpO2 100%。
輸血5日後 BT 36.8℃、BP 106/58 mmHg、HR 75 /min、SpO2 100%。
尿量減少し、ステロイド剤投与開始。
高熱続いていたが患者血液培養検査陰性化。
当該輸血用血液
の使用済みバッ
グ内残渣の浮遊
液にて細菌培養
試験を実施し、陰
性。
-
-
-
被疑薬:採血3日目の照射濃厚血小板-LR(1本)
-
1本の原料血漿を
製造。確保済み。
重篤
重篤
軽快
同一採血番号の
血漿にて無菌試
験を実施し、適
合。
-
-
-
-
被疑薬:採血10日目の照射赤血球液-LR(1本)
-
1本の原料血漿を
製造。確保済み。
重篤
重篤
軽快
当該輸血用血液
のセグメント
チューブ2本にて
サルモネラ菌に対 する細菌培養試
験を実施し、陰
性。
-
-
-
被疑薬:採血13日目の照射赤血球液-LR(2本)
-
2本の原料血漿を
製造。全て確保 済み。
重篤
重篤
軽快
輸血6日後 BT 36.2℃、BP 104/76 mmHg、HR 74 /min、SpO2 100%。
解熱し、BT 36-37℃台前半で推移。
輸血9日後 両肺に多発肺膿瘍疑う微小結節出現あり。テイコプラニン継続。
輸血19日後 両肺の多発肺膿瘍縮小化も残存。CRP 1-2台。BT 37℃台の微熱持続。
輸血開始5分後 BP 133/63 mmHg、HR 101 /min、SpO2 96%。
輸血開始15分後 BP 141/64 mmHg、HR 98 /min、SpO2 96%。
輸血開始2時間5分後 輸血終了。顔面紅潮あり。発熱あり。BT 38.5℃、BP 123/68 mmHg、HR 96 /min、SpO2 95%。
輸血終了25分後 血液培養検査実施。アセトアミノフェン 700 mg静脈内点滴施行。頭部クーリング施行。
PDI-3-22AA-21000052
00006
照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2022/2/9
線照射))
男
90 消化器疾患
菌血症
22/02
輸血翌日 アンピシリンナトリウム/スルバクタムナトリウム 1.5 g投与。
輸血前 BT 36.5℃、BP 144/63
抗生剤投与12時間後 アンピシリンナトリウム/スルバクタムナトリウム 1.5 g投与。
mmHg、HR 100 /min、SpO2
グラム陽性菌を検出。
97%。
輸血3日後 輸血日実施の患者血液培養検査より、Staphylococcus epidermidis を同定。
輸血4日後 BT 36.6℃、BP 110/56 mmHg、HR 75 /min、SpO2 96%。
輸血7日後 BT 36.5℃、BP 122/71 mmHg、HR 84 /min、SpO2 98%。
輸血開始2時間後 輸血終了。BT 37.2℃、BP 111/65、SpO2 99%(O2 1L/min)。
輸血翌日 BT 37~37.6℃の熱と左胸痛出現。
輸血5日後 BT 37.6℃。O2 1L/min。
PDI-3-22AA-21000053
00007
2022/2/14
照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
線照射))
男
70 血液腫瘍
サルモネラ
22/01
症
輸血16日前 BT 36.6℃、BP
143/59、PR 66/min、SpO2
96%(O2 1L/min)。
輸血実施。副作用症状なし。
輸血20分前 BT 37.1℃、BP
101/42、PR 85/min、SpO2
94%(O2 1L/min)。
輸血6日後 SpO2 80%(O2 5L/min)。
酸素飽和度測定後 BT 36.8℃、BP 142/60、PR 81/min、SpO2 98%(O2 2L/min)。
体温測定1時間53分後 左膿胸ドレナージ開始。
体温測定1時間58分後 SpO2 88%(O2 4L/min)。
体温測定2時間18分後 SpO2 98%(O2 3L/min)。
体温測定2時間36分後 スルバシリン 1.5g 2バイアル投与。
抗生剤投与7時間2分後 BT 38.6℃、BP 121/55、SpO2 95%(O2 3L/min)。
抗生剤投与9時間12分後 BT 38.7℃、BP 151/71、SpO2 97%。呼吸困難改善。
胸水培養検査、血液培養検査実施。
輸血7日後 BT 38.2℃、BP 138/60、PR 72/min、SpO2 97%(O2 5L/min)。
輸血6日後実施の患者胸水培養からグラム陰性桿菌検出。
輸血8日後 BT 38.3℃、BP 110/58、PR 83/min、SpO2 98%。
体温測定5分後 メロペネム水和物投与。
抗生剤投与55分後 BT 37.0℃、BP 106/56、PR 77/min、SpO2 94%。
輸血11日後 BT 37.3℃、BP 110/74、PR 90/min、SpO2 96%。
体温測定5分後 セフトリアキソンナトリウム投与。
抗生剤投与40分後 BT 37.1℃、BP 112/76、PR 80/min、SpO2 100%。
輸血6日後実施の患者胸水培養よりサルモネラ菌を同定。
輸血12日後 BT 37.0℃、BP 100/80、PR 68/min、SpO2 96%。
体温測定2時間5分後 BT 37.1℃、BP 122/81、PR 80/min、SpO2 96%。
輸血6日後実施の患者血液培養は陰性。
輸血13日後 BT 37.2℃、BP 95/51、PR 85/min、SpO2 98%。
体温測定2時間30分後 BT 36.7℃、BP 104/54、PR 75/min、SpO2 98%。
輸血20日後 BT 36.1℃、BP 121/53、PR 70/min、SpO2 98%(O2 2L/min)。
抗生剤治療などで軽快。
5
感染症報告事例一覧
日赤番号
識別番号
報告受領日
販売名(一般名)
患者 年
性別 代
原疾患(簡略
名)
感染症名
投与年月
投与前検査(年月)
投与後検査(年月)
日赤投与前
検査
(年月)
日赤投与後
検査
(年月)
受血者個別
NAT
献血者個別NAT
併用血液製
剤等
備考
国内輸血用血液製剤
重篤性(担
供血者再献 同一供血者製剤 同一供血者製剤
重篤性(企
当医の見
血
確保
使用
業の見解)
解)
転帰
輸血終了時 BT 36.8℃、BP 111/66 mmHg、HR 103 /min。
輸血翌日 悪寒出現。BT 38.9℃、BP 116/69 mmHg、HR 126 /min、SpO2 100%。
体温測定2時間37分後 BT 40.8℃、BP 106/49 mmHg、HR 136 /min、SpO2 100%。
体温測定3時間58分後 BT 40.6℃、BP 103/49 mmHg、HR 140 /min、SpO2 100%。
血液培養検査実施。
メロペネム水和物、テイコプラニン投与開始。
輸血翌日実施の患者血液培養検査より、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌を検出。後にStaphylococcus haemolyticus (MRS)を同定。
輸血2日後 BT 40.5℃、BP 102/60 mmHg、HR 139 /min、SpO2 100%。
PDI-3-22AA-21000051
00005
2022/2/9
照射濃厚血小板-LR(人血小板濃厚液
男
(放射線照射))
10 血液腫瘍
ブドウ球菌
22/01
性菌血症
輸血前 BT 37.1℃、BP 107/70
mmHg、HR 127 /min、SpO2
100%。
輸血3日後 BT 39.5℃、BP 114/54 mmHg、HR 120 /min、SpO2 100%。
輸血4日後 BT 39.7℃、BP 96/48 mmHg、HR 115 /min、SpO2 100%。
輸血5日後 BT 36.8℃、BP 106/58 mmHg、HR 75 /min、SpO2 100%。
尿量減少し、ステロイド剤投与開始。
高熱続いていたが患者血液培養検査陰性化。
当該輸血用血液
の使用済みバッ
グ内残渣の浮遊
液にて細菌培養
試験を実施し、陰
性。
-
-
-
被疑薬:採血3日目の照射濃厚血小板-LR(1本)
-
1本の原料血漿を
製造。確保済み。
重篤
重篤
軽快
同一採血番号の
血漿にて無菌試
験を実施し、適
合。
-
-
-
-
被疑薬:採血10日目の照射赤血球液-LR(1本)
-
1本の原料血漿を
製造。確保済み。
重篤
重篤
軽快
当該輸血用血液
のセグメント
チューブ2本にて
サルモネラ菌に対 する細菌培養試
験を実施し、陰
性。
-
-
-
被疑薬:採血13日目の照射赤血球液-LR(2本)
-
2本の原料血漿を
製造。全て確保 済み。
重篤
重篤
軽快
輸血6日後 BT 36.2℃、BP 104/76 mmHg、HR 74 /min、SpO2 100%。
解熱し、BT 36-37℃台前半で推移。
輸血9日後 両肺に多発肺膿瘍疑う微小結節出現あり。テイコプラニン継続。
輸血19日後 両肺の多発肺膿瘍縮小化も残存。CRP 1-2台。BT 37℃台の微熱持続。
輸血開始5分後 BP 133/63 mmHg、HR 101 /min、SpO2 96%。
輸血開始15分後 BP 141/64 mmHg、HR 98 /min、SpO2 96%。
輸血開始2時間5分後 輸血終了。顔面紅潮あり。発熱あり。BT 38.5℃、BP 123/68 mmHg、HR 96 /min、SpO2 95%。
輸血終了25分後 血液培養検査実施。アセトアミノフェン 700 mg静脈内点滴施行。頭部クーリング施行。
PDI-3-22AA-21000052
00006
照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
2022/2/9
線照射))
男
90 消化器疾患
菌血症
22/02
輸血翌日 アンピシリンナトリウム/スルバクタムナトリウム 1.5 g投与。
輸血前 BT 36.5℃、BP 144/63
抗生剤投与12時間後 アンピシリンナトリウム/スルバクタムナトリウム 1.5 g投与。
mmHg、HR 100 /min、SpO2
グラム陽性菌を検出。
97%。
輸血3日後 輸血日実施の患者血液培養検査より、Staphylococcus epidermidis を同定。
輸血4日後 BT 36.6℃、BP 110/56 mmHg、HR 75 /min、SpO2 96%。
輸血7日後 BT 36.5℃、BP 122/71 mmHg、HR 84 /min、SpO2 98%。
輸血開始2時間後 輸血終了。BT 37.2℃、BP 111/65、SpO2 99%(O2 1L/min)。
輸血翌日 BT 37~37.6℃の熱と左胸痛出現。
輸血5日後 BT 37.6℃。O2 1L/min。
PDI-3-22AA-21000053
00007
2022/2/14
照射赤血球液-LR(人赤血球液(放射
線照射))
男
70 血液腫瘍
サルモネラ
22/01
症
輸血16日前 BT 36.6℃、BP
143/59、PR 66/min、SpO2
96%(O2 1L/min)。
輸血実施。副作用症状なし。
輸血20分前 BT 37.1℃、BP
101/42、PR 85/min、SpO2
94%(O2 1L/min)。
輸血6日後 SpO2 80%(O2 5L/min)。
酸素飽和度測定後 BT 36.8℃、BP 142/60、PR 81/min、SpO2 98%(O2 2L/min)。
体温測定1時間53分後 左膿胸ドレナージ開始。
体温測定1時間58分後 SpO2 88%(O2 4L/min)。
体温測定2時間18分後 SpO2 98%(O2 3L/min)。
体温測定2時間36分後 スルバシリン 1.5g 2バイアル投与。
抗生剤投与7時間2分後 BT 38.6℃、BP 121/55、SpO2 95%(O2 3L/min)。
抗生剤投与9時間12分後 BT 38.7℃、BP 151/71、SpO2 97%。呼吸困難改善。
胸水培養検査、血液培養検査実施。
輸血7日後 BT 38.2℃、BP 138/60、PR 72/min、SpO2 97%(O2 5L/min)。
輸血6日後実施の患者胸水培養からグラム陰性桿菌検出。
輸血8日後 BT 38.3℃、BP 110/58、PR 83/min、SpO2 98%。
体温測定5分後 メロペネム水和物投与。
抗生剤投与55分後 BT 37.0℃、BP 106/56、PR 77/min、SpO2 94%。
輸血11日後 BT 37.3℃、BP 110/74、PR 90/min、SpO2 96%。
体温測定5分後 セフトリアキソンナトリウム投与。
抗生剤投与40分後 BT 37.1℃、BP 112/76、PR 80/min、SpO2 100%。
輸血6日後実施の患者胸水培養よりサルモネラ菌を同定。
輸血12日後 BT 37.0℃、BP 100/80、PR 68/min、SpO2 96%。
体温測定2時間5分後 BT 37.1℃、BP 122/81、PR 80/min、SpO2 96%。
輸血6日後実施の患者血液培養は陰性。
輸血13日後 BT 37.2℃、BP 95/51、PR 85/min、SpO2 98%。
体温測定2時間30分後 BT 36.7℃、BP 104/54、PR 75/min、SpO2 98%。
輸血20日後 BT 36.1℃、BP 121/53、PR 70/min、SpO2 98%(O2 2L/min)。
抗生剤治療などで軽快。
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