資料２
２０２２年６月７日
シブサワ・アンド・カンパニー株式会 代表取締役
渋澤 健

第九回「新しい資本主義実現会議」コメント
１． 今までの経済政策の実行計画では無かった特長 ➡ 「インパクト」
３．民間も公的役割を担う社会を実現

p.3

社会全体で課題解決を進めるためには、課題解決への貢献が報われるよう、市場のル
ールや法制度を見直すことにより、貢献の大きな企業に資金や人が集まる流れを誘因し、
民間が主体的に課題解決に取り組める社会を目指す必要がある。
こうした観点から、従来の「リスク」、「リターン」に加えて「インパクト」を測定し、「課題解
決」を資本主義におけるもう一つの評価尺度としていく必要がある。

４．インパクト投資の推進

p.２６

社会的起業家への投資、官民ファンド等によるインパクト投資（経済的利益の獲得のみで
なく社会的課題の解決を目指した投資）を推進する。
５．グローバルヘルス（国際保健）

p.３４

グローバルヘルス（国際保健、ユニバーサルヘルスカバレッジ）分野への民間資金の呼び
込みに向けて、健康投資・栄養対策等の取組事例の普及や投資インパクトの可視化を行う

➡「新しい資本主義」は、新しい時代において取り残さない包摂性ある資本主義
➡これで世界をリードするという意気を、８月の TICAD など世界の舞台で示していた
だきたい。
２．新たな法人形態として民間の社会的活動の財源 and スタートアップを支えるエコ
システムのストックづくり
⑨社会的課題を解決するスタートアップの環境整備として法人形態の在り方の検討 p.１７
若い世代は、スタートアップの創業を検討する際、環境問題や子育て問題等の社会的課題
の解決を目的にすることが多くなってきている。いわゆる社会的起業家の起業をサポートす
る観点から、民間で公的役割を担う新たな法人形態の創設を検討
１． 民間で公的役割を担う新たな法人形態・既存の法人形態の改革の検討 p.２５
新たな官民連携の形として、このような新たな法制度の必要性の有無について検討すること
とし、新しい資本主義実現会議に検討の場を設ける。あわせて、民間にとっての利便性向上
の観点から、財団・社団等の既存の法人形態の改革も検討する。
起業家の起業をサポートする観点から、民間で公的役割を担う新たな法人形態の創設を検
討