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資料2-6 各国の院内感染対策に関するガイドラインの記載について (1 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第88回 6/23)《厚生労働省》 |
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各国の院内感染対策に関するガイドラインの記載について
•
日米欧4カ国の院内感染対策のガイドライン等における新型コロナウイルス感染症患者の管理に関する記載内容を参照した。
•
日本と比較すると、米国においてN95マスクに関する記載に差が見られたものの、その他の個人防護具や患者の隔離につい
ての記載には各国で大きな差は無く、病棟全体のゾーニングや専用病棟での対応を推奨するガイドラインは無かった
(注)日本環境感染学会のガイドライン※1aでは「コホーティングや専用病室、専用病棟など状況や設備に応じて判断」と記載
新型コロナウイルス感染症患者の管理に関する記載(一部抜粋・要約)
個人防護具
マスク
日本※1
マスク以外の個人防護具
• サージカルマスク(必ず)
• 手袋・ガウン・アイプロテクション
• N95マスク又はそれと同等のマ
(検体採取や手技などに応じて使用)
スク(エアロゾルが発生する可
能性のある手技)
患者の隔離場所
病室・ゾーニング
陰圧室の要否
• エアロゾル産生手技
• 個室が望ましい
• コホーティング※5や専用病室、専用病棟
が高頻度に実施され
など状況や設備に応じて判断※1a
る患者を優先的に収
容※1a
*他の状況でもN95を状況により使用※1a
米国※2
• N95マスクや同等の性能のマス • 手袋・ガウン・アイプロテクション
ク
(状況による選択の記載なし)
(状況に応じた記載なし)
• 個室(トイレ付き)
• コホーティング※5可
• 担当する医療従事者をシフト中は固定す
ることを検討
• 可能であれば、エア
ロゾル産生手技は陰
圧室で実施
(病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
英国※3
• サージカルマスク(通常のケ • 手袋(血液・体液・皮膚・粘膜と接触する場合等) • 個室(トイレ付)※7が望ましい
ア)
• ガウン(患者と直接接触する場合等)
• コホーティング※5可
• FFP3※6マスク又はフード(エ • アイプロテクション(エアロゾル産生手技等) (病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
アロゾル産生手技)
・サージカルマスク(常に)
仏国※4 ・FFP2※6マスク(エアロゾル産
生手技)
• 手袋(血液・体液・皮膚・粘膜と接触する場合等)
• ガウン (汚染を伴う医療処置等)
• アイプロテクション(常時)
• 個室
• コホーティング※5可
• 状況によらず、コロ
ナ患者では陰圧室の
推奨なし
(記載なし)
(病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
※1:国立感染症研究所・国立国際医療研究センター「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」(2021年8月6日)
※1aの部分については、日本環境感染学会「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第4版」(2021年11月22日)より引用
※2:CDC (Centers for Disease Control and Prevention)「Interim Infection Prevention and Control Recommendations for Healthcare Personnel During the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Pandemic」(2022年2月2日)
※3:NHS (National Health Service)「National infection prevention and control manual for England (V2.0)」(2022年6月8日)
※4:SF2H (Societe Francaise d’Hygiene Hospitaliere:フランス病院衛生学会)「Relative à la protection des patients et des professionnels en contexte COVID-19」(2022年6月2日)
※5:新型コロナウイルス感染症患者同士を同室に集めること
1
※6:FFP2・FFP3マスクはN95マスクと同等又は同等以上の性能である
※7:Single en-suite roomと記載
•
日米欧4カ国の院内感染対策のガイドライン等における新型コロナウイルス感染症患者の管理に関する記載内容を参照した。
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日本と比較すると、米国においてN95マスクに関する記載に差が見られたものの、その他の個人防護具や患者の隔離につい
ての記載には各国で大きな差は無く、病棟全体のゾーニングや専用病棟での対応を推奨するガイドラインは無かった
(注)日本環境感染学会のガイドライン※1aでは「コホーティングや専用病室、専用病棟など状況や設備に応じて判断」と記載
新型コロナウイルス感染症患者の管理に関する記載(一部抜粋・要約)
個人防護具
マスク
日本※1
マスク以外の個人防護具
• サージカルマスク(必ず)
• 手袋・ガウン・アイプロテクション
• N95マスク又はそれと同等のマ
(検体採取や手技などに応じて使用)
スク(エアロゾルが発生する可
能性のある手技)
患者の隔離場所
病室・ゾーニング
陰圧室の要否
• エアロゾル産生手技
• 個室が望ましい
• コホーティング※5や専用病室、専用病棟
が高頻度に実施され
など状況や設備に応じて判断※1a
る患者を優先的に収
容※1a
*他の状況でもN95を状況により使用※1a
米国※2
• N95マスクや同等の性能のマス • 手袋・ガウン・アイプロテクション
ク
(状況による選択の記載なし)
(状況に応じた記載なし)
• 個室(トイレ付き)
• コホーティング※5可
• 担当する医療従事者をシフト中は固定す
ることを検討
• 可能であれば、エア
ロゾル産生手技は陰
圧室で実施
(病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
英国※3
• サージカルマスク(通常のケ • 手袋(血液・体液・皮膚・粘膜と接触する場合等) • 個室(トイレ付)※7が望ましい
ア)
• ガウン(患者と直接接触する場合等)
• コホーティング※5可
• FFP3※6マスク又はフード(エ • アイプロテクション(エアロゾル産生手技等) (病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
アロゾル産生手技)
・サージカルマスク(常に)
仏国※4 ・FFP2※6マスク(エアロゾル産
生手技)
• 手袋(血液・体液・皮膚・粘膜と接触する場合等)
• ガウン (汚染を伴う医療処置等)
• アイプロテクション(常時)
• 個室
• コホーティング※5可
• 状況によらず、コロ
ナ患者では陰圧室の
推奨なし
(記載なし)
(病棟全体のゾーニングや専用病棟の推奨なし)
※1:国立感染症研究所・国立国際医療研究センター「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」(2021年8月6日)
※1aの部分については、日本環境感染学会「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第4版」(2021年11月22日)より引用
※2:CDC (Centers for Disease Control and Prevention)「Interim Infection Prevention and Control Recommendations for Healthcare Personnel During the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Pandemic」(2022年2月2日)
※3:NHS (National Health Service)「National infection prevention and control manual for England (V2.0)」(2022年6月8日)
※4:SF2H (Societe Francaise d’Hygiene Hospitaliere:フランス病院衛生学会)「Relative à la protection des patients et des professionnels en contexte COVID-19」(2022年6月2日)
※5:新型コロナウイルス感染症患者同士を同室に集めること
1
※6:FFP2・FFP3マスクはN95マスクと同等又は同等以上の性能である
※7:Single en-suite roomと記載