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【参考資料1】ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)感染症について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26447.html
出典情報 厚生科学審議会 会感染症部会(第62回 6/29)《厚生労働省》
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ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1) とは

参考資料1

基本情報
病原体: ヒトT細胞白血病ウイルス1型(Human T-cell leukemia virus type 1: HTLV-1)
感染経路: HTLV-1の主な感染経路は母乳感染だと考えられている。
感染者数: 推定キャリア数約82万人(2016年度時点)
症状:
・HTLV-1感染者(キャリア)は、多くの場合無症状である。95%は生涯関連疾患を発症しない。
・しかし、成人T細胞白血病・リンパ腫(Adult T-cell leukemia: ATL)、HTLV-1関連脊髄症(HTLV-1 associated myelopathy: HAM)などの疾患を発症
する場合がある。
検査:
・妊婦健康診査において、HTLV-1の抗体検査を実施。
・特定感染症検査等事業において、HTLV-1に関する保健所での検査への助成を行っている。

主なHTLV-1関連疾患
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)
・発症率5%。新規発症は、1,100人/年。
・血液腫瘍の中で最も予後不良なものの一つ。
・多剤併用化学療法では治癒できず、骨髄移植での治癒率も高くない。
HTLV-1関連脊髄症(HAM)
・日本の総罹患者数:約3,000人。2015年1月に指定難病に登録。
・脊髄が慢性炎症により傷害されるため、下肢のしびれ・違和感、排尿障害、易転倒等が起こる。

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