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資料1-1 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ ~薬剤師が地域で活躍するためのアクションプラン~(概要) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26758.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会(第12回 7/13)《厚生労働省》
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第2

薬剤師や薬局をめぐる状況と課題(とりまとめP2~P4)

○ 薬局全体としては、小規模な薬局や、いわゆる門前薬局が多い。
○ 薬局ビジョンで掲げられた目標 (注) を達成しているとは言い難い。
○ 電子処方箋システムをはじめとする医療情報基盤が整いつつあり、こうしたデジタル技術への対応は必須。
(注)2025年までに、すべての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つことを目指す。

1.薬剤師や薬局の概況


 約6.1万の薬局があり 、そこに約19万人の薬剤師が従事している。
 単純比較はできないが、人口あたりの薬剤師数は、OECD加盟国の中
で最も多い 1。
 店舗あたりの薬剤師数が1人又は2人の小規模な薬局が多い2。
 立地別に見ると、いわゆる門前薬局の割合が多い3。
 多店舗を経営する薬局の割合は増加傾向にある4。

2.薬局ビジョンへの対応状況
 薬局ビジョンでは、「2025年までに、すべての薬局がかかりつけ薬局とし
ての機能を持つことを目指す。」という目標がある。
 これまでの調査結果5、6からは、薬局全体として、薬局ビジョンで掲げられ
た目標を達成しているとは言い難い。

日本の薬剤師数は、人口10万人あたり約190人。
例えば、薬局に勤務する薬剤師数として、1人が約20%、1.1~
2人が約33%という報告がある。

例えば、診療所の近辺が約6割、病院の近辺が約2割、その他
(面薬局等)が約1割という報告がある。

例えば、経営する薬局の数について、20店舗以上が約38%、約6
~19店舗が約18%、2~5店舗が約28%、1店舗が約15%という報
告がある。




例えば、3箇所の医療機関を受診する患者の約3割は複数の薬局
へ処方箋をもっていくような行動をとっているという調査結果や、
特定の1つの医療機関からの処方箋が90%を超える薬局(処方箋集
中率が90%を超える薬局)が約35%というデータがある。

医療機関への服薬状況等の情報提供を過去1年に平均月1回以上
行っている薬局は、令和2年末で約40%であった。また、過去1年
間に平均月1回以上医師等と連携して在宅業務を実施している薬局
数は、令和2年12月末時点で約33%であった。

3.薬局薬剤師DX
 電子処方箋システムをはじめとする医療情報基盤が整いつつあり、こうしたデジタル技術への対応は必須。





レセプト薬剤情報や特定健診情報等のマイナポータル経由での閲覧(R3.10~)
オンライン診療・服薬指導の恒久ルール策定(R3年度)
電子処方箋システムによるリアルタイムでの処方・調剤情報の閲覧(R5.1~)(予定)
PHR(Personal Health Record)、コミュニケーションツールとして電子版お薬手帳の利活用推進

 電子処方箋はリアルタイムでの処方・調剤情報の閲覧を可能にするものであり、薬局薬剤師の役割を大きく変える。

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