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資料1 直近の感染状況等の分析と評価 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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<今後の見通しと必要な対策>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、すべての都道府県で増加しており、また、多くの地域では増加幅が大きくなり、急速に感染拡大している。
また、沖縄県は引き続き他の地域よりも感染レベルが高く、かつ、これまでで最も高い状況となった。
• 年代別の新規感染者数では、全国的には全ての年代で増加しており、特に50代以下の年齢層で増加幅が大きい。
• 新規感染者の感染場所について、学校等及び自宅における割合がそれぞれ増加傾向にある(大都市部では積極的疫学調査が
重点化されており、感染経路の十分な把握がされていないことに留意が必要)。東京都では飲食や職場での感染の増加も報告さ
れている。
• 今後の感染状況について、発症日のエピカーブや大都市における短期的な予測では、多くの地域で新規感染者数の増加が続く
ことが見込まれる。また、 ①ワクチンの3回目接種と感染により獲得された免疫は徐々に減衰していること、 ②今後3連休や夏休
みの影響もあり、接触の増加等が予想されること、③オミクロン株のBA.5等の系統への置き換わりが進んでいること等から、今後
引き続き感染者数の急速な増加の継続も懸念されるところであり、医療提供体制への影響も含めて注視していく必要がある。
○ 感染の増加要因と抑制要因について
感染状況には、以下のような感染の増加要因と抑制要因の変化が影響するものと考えられる。
【ワクチン接種等について】3回目接種が進んでいるが、3回目接種から一定の期間が経過することに伴い、重症化予防効果に比
較し、感染予防効果は、今後減弱が進むことが予想され、留意が必要。また、これまでの感染により獲得した免疫についても、
今後同様に減弱が進むことが予想される。
【接触パターンについて】夜間滞留人口について、足元では減少している地域も見られるものの、大都市中心に多くの地域で増加
傾向がみられる。これらの中には、昨年末のピークに迫る地域や超える地域もあるため、今後の感染状況への影響に注意が
必要。
【流行株について】 BA.2系統の流行から、BA.5系統等を中心に置き換わりが進んでいる。特にBA.5系統は、感染者数がより増加し
やすいことが示唆され、免疫逃避が懸念されるため、感染者数の増加要因となりえる。
【気候要因について】気温の上昇により屋内での活動が増える時期であるが、冷房を優先するため換気がされにくい場合もある。
○ 医療提供体制について
• 全国的には、病床使用率は総じて低水準にあるものの、新規感染者数の増加に伴い、大都市を始め、一部の地域において上昇
傾向となった。特に、沖縄県では、病床使用率が全国に比較して高い傾向にある。
• 救急搬送困難事案については、非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、全国的に増加傾向である。また、熱中症による救急
搬送の増加にも十分な注意が必要である。

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