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資料5 検査・保健・医療提供体制の点検・強化について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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現下の感染状況を踏まえたオミクロン株の特性に応じた
検査・保健・医療提供体制の点検・強化について(令和4年7月5日事務連絡)
現下の感染状況と検査・保健・医療提供体制の状況について



新規感染者数について、全国的に上昇傾向に転じており、熱中症による救急搬送も増え、救急搬送困難事案も増加傾向



現下の状況に鑑み、改めてオミクロン株の特性を踏まえた検査・保健・医療提供体制のポイントを整理し、各都道府県等
に対し、今一度各地域の検査・保健・医療提供体制の点検、更なる感染拡大にも対応可能な体制の強化を要請

1. 感染拡大が生じても迅速・スムーズに検査でき、安心して自宅療養できる体制の強化
 診療・検査医療機関について、人口あたりの数に応じた拡充、感染状況に応じた体制の確保。インフルエンザ流行時に準
じた効果的・負担の少ない感染対策が可能であること。患者のアクセスに考慮したHP公表。受診前検査の体制構築 等
 自宅療養者等への対応として、健康観察・診療医療機関の更なる拡充・公表、宿泊療養施設の効率的・効果的な運用
 保健所の体制について、①業務の外部委託・都道府県等一元化、②発生届のHER-SYSによる届出の徹底、③健康観察対象者
の重点化、等の取組

2.病床の更なる確保等
 確保病床を感染状況に応じてしっかり稼働させる準備の促進、臨時の医療施設・入院待機施設の開設準備(※)


オミクロン株の特性を踏まえ、「高齢者支援型」などの新たなニーズへの対応例あり。地域における施設の役割を改めて確認しながら、運営
に必要となる医療人材の確保や重症化予防のため適切に治療薬を投与できる体制づくりを含めた開設・稼働準備

 医療機関における効果的・負担の少ない感染対策(病棟単位のゾーニングでなくとも可能)も踏まえ、感染者の転退院先と
なる病床の更なる確保を促進、長期入院患者の転院調整機能の強化
 熱中症による救急搬送増加を踏まえ、コロナ医療と通常医療、特に救急医療とのバランスに留意した即応病床の効率的活用
 地域の医療機関(コロナ患者受入医療機関でない場合も)におけるコロナ対応の強化

3.高齢者施設等における集中的実施計画に基づく検査等について
 高齢者施設等や保育所、幼稚園、小学校等に対する、感染者が発生した場合の幅広い検査の実施
 感染状況に応じた、集中的実施計画に基づく検査の推進

4.高齢者施設等における医療支援の更なる強化について
 24時間以内に感染制御・業務継続支援チームを派遣できる体制(連絡・要請窓口の構築と支援チームの体制)を維持・強化
 医師や看護師による往診・派遣を要請できる体制(協力医療機関等の事前確保)を維持・強化