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参考資料2 市販薬の濫用防止に関する情報の集計及び分析一式報告書 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27051.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第7回 7/27)《厚生労働省》
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結果
・問い合わせが多い上位製品
エスエスブロン錠*

139件、 うち10歳代77件(55%):鎮咳去痰薬(ジヒドロコデイン・メチルエフェドリン・クロルフェニラミン・カフェイン)

バファリンA

86件、 うち10歳代30件(35%):解熱鎮痛薬(アスピリン)

イブA錠

83件、 うち10歳代47件(57%):解熱鎮痛薬(イブプロフェン・カフェイン・アリルイソプロピルアセチル尿素)

エスタロンモカ錠

68件、 うち10歳代27件(40%):眠気防止薬(カフェイン)

レスタミンコーワ糖衣錠

33件、 うち10歳代20件(61%):アレルギー用薬(ジフェンヒドラミン塩酸塩)

エスタロンモカ12

32件、 うち10歳代10件(31%):眠気防止薬(カフェイン)

ウット*

26件、 うち10歳代 4件(15%):催眠鎮静薬(ブロモバレリル尿素・ジフェンヒドラミン塩酸塩・アリルイソプロピルアセチル尿素)

ナロンエース*

24件、 うち10歳代 5件(21%):解熱鎮痛薬(イブプロフェン・エテンザミド・ブロモバレリル尿素・カフェイン)

新ルル-A錠s

24件、 うち10歳代10件(42%):かぜ薬(アセトアミノフェン・ジヒドロコデイン・メチルエフェドリン・カフェイン)

パブロンゴールドA<錠> 23件、 うち10歳代 9件(39%):かぜ薬(アセトアミノフェン・ジヒドロコデイン・メチルエフェドリン・クロルフェニラミン・カフェイン)
新コンタックせき止めダブル持続性 23件、うち10歳代 9件(39%):鎮咳去痰薬(デキストロメトルファン・ジプロフィリン)
ドリエル

22件、 うち10歳代 4件(18%):催眠鎮静薬(ジフェンヒドラミン塩酸塩)

トラベルミン

22件、 うち10歳代 8件(36%):乗物酔防止薬(ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ジプロフィリン)

*「濫用等のおそれのある医薬品」に該当の製品
・以下の製品では複数箱を摂取している例が多い。
トラベルミン

22件中19件(86%)、最大22箱(132錠)ジフェンヒドラミンサリチル酸塩5.3g、ジプロフィリン3.4g相当

エスタロンモカ錠

68件中50件(74%)、最大19箱 (456錠)カフェイン45.6g相当

ドリエル

22件中14件(64%)、最大10箱(120錠)ジフェンヒドラミン3g相当

エスタロンモカ12

32件中19件(59%)、最大8箱(160錠)カフェイン16g相当

ウット*

26件中13件(50%)、最大10箱(120錠)ブロモバレリル尿素10g、ジフェンヒドラミン1g相当

レスタミンコーワ糖衣錠

33件中11件(33%)、最大8瓶(600錠)ジフェンヒドラミン6g相当

エスエスブロン錠*

139件中31件(22%)、最大6箱(500錠)ジヒドロコデイン1.3g・メチルエフェドリン2g・カフェイン3.8g相当

*「濫用等のおそれのある医薬品」に該当の製品
・「濫用等のおそれのある医薬品」として規制されている成分(コデイン、ジヒドロコデイン、メチルエフェドリン、ブロモバレリル尿素)以外でも
カフェイン、ジフェンヒドラミンを含有する製品では、痙攣、不整脈、心停止など重篤な症状が出現している例がみられた。
参考 中毒量

カフェイン:0.5g程度であっても不穏、興奮、振戦の可能性がある。

1g程度で頻回嘔吐、血清カリウム値の低下等の明らかな症状が出現する。
ジフェンヒドラミン:0.3g 以上で中等症(興奮、錯乱、幻覚、QT 延長などの心電図異常)、
1g 以上で重症(せん妄/精神病様症状、痙攣、昏睡)となる可能性がある。

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