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05【参考資料1】5~11歳の小児を対象としたファイザー社ワクチン初回シリーズ接種後の健康状況調査中間報告 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27303.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第34回 8/8)《厚生労働省》
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5~11歳の小児を対象としたファイザー社ワクチン初回シリーズ接種後 まとめ












2022年1月21日に特例承認となり、2022年2月21日の省令改正で臨時接種の対象となった新型コ
ロナワクチン「コミナティ筋注5~11歳用」を初回接種した調査対象者等に対し、2022年3月4日
から調査を開始した。2022年5月24日までに、106人が1回目接種し、59人が2回目接種した。
コミナティ筋注5~11歳用1回目接種の被接種者は5歳が12.3%、6歳が17.0%、7歳が15.1%、8
歳が9.4%、9歳が13.2%、10歳が15.1%、11歳が17.9%であった。男児58.5%、女児.41.5%で
あった。
コミナティ筋注5歳~11歳用2回目接種の被接種者は5歳が11.9%、6歳が15.3%、7歳が13.6%、
8歳が6.8%、9歳が11.9%、10歳が22.0%、11歳が18.6%であった。男児59.3%、女児.40.7%
であった。
抗体価を測定した小児59人のうち、コミナティ筋注5歳~11歳用1回目接種前と2回目接種1か月後
の抗体価を測定した38人では接種1か月後の抗スパイクタンパク質抗体(抗S抗体)の幾何平均抗体
価は1,773U/mLだった。接種前抗体価で調整した重回帰分析では年齢が上昇するに伴って、抗体価
は減少したが、性別および抗ヌクレオカプシドタンパク質抗体(抗N抗体)が陽性であるか否かは関
連しなかった。
コミナティ筋注5歳~11歳用について1回目接種後1週間(Day8)の日誌が回収できた99人では、
37.5℃以上の発熱が12.1%(38℃以上は6.1%)にみられ、局所反応は疼痛が79.8%にみられた。
2回目接種後1週間(Day8)までの日誌が回収できた62人では、37.5℃以上の発熱が11.3%
(38℃以上は4.8%)にみられ、局所反応は疼痛が77.4%にみられた。
コミナティ筋注5歳~11歳用1回目接種後、4.0%の被接種者が病休を取得していた。2回目接種では
現時点では病休取得者は報告されていない。
コミナティ筋注5歳~11歳用1回目接種後、2回目接種後のいずれもPMDAへの副反応疑い報告、因
果関係のないSAEともに認められていない。
コミナティ筋注5~11歳用1回目接種前の抗体価を測定した59人のうち17名が抗N抗体が陽性で
あった。このうちCOVID-19の感染既往のある児は8人であり、残り9人は自覚されていなかった。
また、COVID-19の感染既往のある9人のうち1人の抗N抗体は陰性であった。
順天堂大学 コロナワクチン研究事務局

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