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○費用対効果評価の結果を踏まえた薬価の見直しについて_総-2参考1 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00159.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第527回 8/10)《厚生労働省》 |
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得たハザード比に基づいて分析している。しかし、このネットワークメタアナリシスに
前治療歴やクロスオーバーに対する調整方法等が異なる TARGET 試験を含めたことは適切
ではなく、アキシチニブの過小評価をもたらす懸念がある。また、TARGET 試験を介さず
にアキシチニブとエベロリムスが比較された先行研究では、アキシチニブはエベロリム
スより全生存期間を延長させる、又は効果同等との結果が示されており、製造販売業者
の提出したネットワークメタアナリシスとは結果が一致しない。公的分析では、NICE の
議論にあるようにアキシチニブの効果をエベロリムスと同等と仮定して分析を行ってい
るが、専門組織では公的分析案がより妥当と判断した。
(企業の不服意見)
・
なし
(ⅱ)がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌に係る主な論点
○
薬価(1日薬価)の計算方法の取扱いについて
(専門組織の見解)
・
カボザンチニブには 60mg 錠と 20mg 錠があり、通常投与の場合は 60mg 錠が1錠使用さ
れ、投与量減量の場合は、20mg 錠が用いられる。60mg 錠と 20mg 錠では重量当たりの費
用が異なるため、製造販売業者が用いた 60mg 錠の薬価に RDI 及び投与期間を乗じて薬剤
費を推計する方法は、減量の割合が多い場合、薬剤費を過小評価する。公的分析では保
守的な分析を行うこととし、20mg 錠の薬価で計算した薬価を基本分析として採用してお
り、公的分析案がより妥当と判断した。
(企業の不服意見)
・
なし
<参考:本資料に係る留意事項>
・
総合的評価では、企業分析及び公的分析双方とも一定の科学的妥当性が認められている。
・
「専門組織での主な検討事項」は、双方の主な見解の相違部分を抜粋したものである。
・ 費用対効果評価の詳細については、国立保健医療科学院から公表される報告書を参照されたい。
(以上)
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前治療歴やクロスオーバーに対する調整方法等が異なる TARGET 試験を含めたことは適切
ではなく、アキシチニブの過小評価をもたらす懸念がある。また、TARGET 試験を介さず
にアキシチニブとエベロリムスが比較された先行研究では、アキシチニブはエベロリム
スより全生存期間を延長させる、又は効果同等との結果が示されており、製造販売業者
の提出したネットワークメタアナリシスとは結果が一致しない。公的分析では、NICE の
議論にあるようにアキシチニブの効果をエベロリムスと同等と仮定して分析を行ってい
るが、専門組織では公的分析案がより妥当と判断した。
(企業の不服意見)
・
なし
(ⅱ)がん化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞癌に係る主な論点
○
薬価(1日薬価)の計算方法の取扱いについて
(専門組織の見解)
・
カボザンチニブには 60mg 錠と 20mg 錠があり、通常投与の場合は 60mg 錠が1錠使用さ
れ、投与量減量の場合は、20mg 錠が用いられる。60mg 錠と 20mg 錠では重量当たりの費
用が異なるため、製造販売業者が用いた 60mg 錠の薬価に RDI 及び投与期間を乗じて薬剤
費を推計する方法は、減量の割合が多い場合、薬剤費を過小評価する。公的分析では保
守的な分析を行うこととし、20mg 錠の薬価で計算した薬価を基本分析として採用してお
り、公的分析案がより妥当と判断した。
(企業の不服意見)
・
なし
<参考:本資料に係る留意事項>
・
総合的評価では、企業分析及び公的分析双方とも一定の科学的妥当性が認められている。
・
「専門組織での主な検討事項」は、双方の主な見解の相違部分を抜粋したものである。
・ 費用対効果評価の詳細については、国立保健医療科学院から公表される報告書を参照されたい。
(以上)
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