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資料1-1 先進医療Bの総括報告に関する評価表(告示番号旧6) (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27294.html |
出典情報 | 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第137回 8/18)《厚生労働省》 |
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主担当: 伊藤(澄)構成員
有効性
A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効であ
る。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他
コメント欄: 本試験は当初の予定症例(細胞投与群 17 人、標準的治療群 17 人)
に対し、細胞投与群 2 人、標準的治療群 1 人と 8.8%の症例集積で終了した。こ
の結果をもって本治療を評価することは困難である。本試験開始後に直接作用型
抗ウイルス薬(DAA)が承認され、2019 年 2 月から C 型非代償性肝硬変における
ウイルス血症の改善を適応とするソホスブビル・ベルパタスビルが承認されたこ
とを斟酌するにしても、本試験の成果が困難である理由は症例集積努力を含めた
実施体制に起因していると判断せざるを得ない。細胞治療群 2 例および標準治療
群 1 例の Child-Pugh スコアは登録時と 24 週時点でいずれも変化がない。
DAA という新規治療法の出現による C 型肝炎ウイルスに起因する肝硬変に対す
る治療ニーズが減少したこと、実施体制に起因して評価対象症例が 3 例しかない
こと、さらに治療群・対照群ともに 24 週後の主たる評価項目に変化が認められな
いことから治療法そのものの有効性も期待薄であり、本治療法については評価不
能と判断した。
安全性
A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他
コメント欄: 本試験において細胞投与がされた 2 例のうち 1 例で肝細胞がんが発
現しているが、試験前から存在したことが推定された肝細胞がんが自然経過によ
って顕在化したと事後的に判断され、効果安全性評価委員会および特定認定再生
等委員会でも当該判断は了承されている。しかしながら、
「全身麻酔下で患者の腸
骨より骨髄液を約 400ml 採取の上、骨髄採取キットにより骨片を除去し、無菌的
に単核球分画の分離精製を行い、末梢静脈から約 2-3 時間かけて投与する」とい
う手技により患者細胞投与群 2 例において貧血を認めている。
「軽い副作用のため
B。あまり問題なし」ともしうるが、2 例のみの結果で重篤な副作用がないと判断
有効性
A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効であ
る。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他
コメント欄: 本試験は当初の予定症例(細胞投与群 17 人、標準的治療群 17 人)
に対し、細胞投与群 2 人、標準的治療群 1 人と 8.8%の症例集積で終了した。こ
の結果をもって本治療を評価することは困難である。本試験開始後に直接作用型
抗ウイルス薬(DAA)が承認され、2019 年 2 月から C 型非代償性肝硬変における
ウイルス血症の改善を適応とするソホスブビル・ベルパタスビルが承認されたこ
とを斟酌するにしても、本試験の成果が困難である理由は症例集積努力を含めた
実施体制に起因していると判断せざるを得ない。細胞治療群 2 例および標準治療
群 1 例の Child-Pugh スコアは登録時と 24 週時点でいずれも変化がない。
DAA という新規治療法の出現による C 型肝炎ウイルスに起因する肝硬変に対す
る治療ニーズが減少したこと、実施体制に起因して評価対象症例が 3 例しかない
こと、さらに治療群・対照群ともに 24 週後の主たる評価項目に変化が認められな
いことから治療法そのものの有効性も期待薄であり、本治療法については評価不
能と判断した。
安全性
A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他
コメント欄: 本試験において細胞投与がされた 2 例のうち 1 例で肝細胞がんが発
現しているが、試験前から存在したことが推定された肝細胞がんが自然経過によ
って顕在化したと事後的に判断され、効果安全性評価委員会および特定認定再生
等委員会でも当該判断は了承されている。しかしながら、
「全身麻酔下で患者の腸
骨より骨髄液を約 400ml 採取の上、骨髄採取キットにより骨片を除去し、無菌的
に単核球分画の分離精製を行い、末梢静脈から約 2-3 時間かけて投与する」とい
う手技により患者細胞投与群 2 例において貧血を認めている。
「軽い副作用のため
B。あまり問題なし」ともしうるが、2 例のみの結果で重篤な副作用がないと判断