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06資料2-2 百日咳による乳児の重症化予防を目的とした、 百日せきワクチンを含む混合ワクチンの接種開始時期の前倒しについての議論のとりまとめ (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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た。
○ 2022 年1月の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会に
おいて、5種混合ワクチンの定期化に関わる論点の一つとして、
「4混ワクチンを含めた
接種開始時期の取り扱い(生後2か月への前倒しを行うか)」について報告され、了承さ
れた。
○ 2022 年3月の第 18 回ワクチンの評価に関する小委員会での議論において、それま
での議論で「百日せきによる乳児の重症化予防」の観点から整理された6つの案のうち、
「4種混合の接種開始月齢を現行の生後3か月から2か月に前倒し」について、開発中の
5種混合ワクチンの治験データ(KMB 社、阪大微研から非公開で提供)も含めて以下の点
についての検討が行われた結果、小委員会として了承された。
(1) 使用できる薬剤
○ 4種混合ワクチン(DTaP-IPV)の接種時期について、現在の定期接種スケジュール
では、百日せきを含む4種混合ワクチンは、生後3か月より開始とされているが、添付文
書上の用法では、生後2か月での接種は妨げられていない。

(2) ワクチンの有効性・安全性について
○ 2022 年3月の第 18 回ワクチンの評価に関する小委員会での議論において、開発中
の5種混合ワクチンの治験データを企業から提供してもらい、非公開の場で共有した上
で、議論が行われた。
○ DPT-IPV を生後2か月から接種開始した集団のデータと、生後3か月から接種開始
した集団のデータを確認したところ、以下の結果であった。
 初回免疫後の抗体価は、いずれの群でも DPT 成分、ポリオに対する抗体価につい
て、発症防御レベルを大きく上回り、追加免疫後にさらなる上昇を認めた。
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