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別紙6○先進医療の保険導入等の検討について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00051.html
出典情報 先進医療会議(第115回 10/6)《厚生労働省》
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別紙6
先進医療会議からの指摘事項に対する回答
先進医療技術名:高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術

令和 4 年 9 月 26 日
所属・氏名:霞ヶ浦医療センター
西田 正人
以下の点について検討し,ご回答をお願いいたします。
子宮腺筋症の妊孕性温存を考える会において、「各治療法(特に高周波切除器を用いた場
合と用いない場合)の優劣などを比較検討することとされている」、と記載がございますが、ど
のように比較検討が行われるのかが分かりません。具体的にどのような形で(研究デザイン
で)、登録症例数はどれくらいを見込んで、高周波切除器を用いた技術と用いない技術の比
較検討が行われるのか、につきましてご説明願います。
【回答】
「子宮腺筋症の妊孕性温存を考える会」は2回開催され、基調講演が行われ、会の
方針が議論された後にコロナ禍のため、2年間休会されています。従って、具体的な
登録作業は未だ始まっていません。
私は会のメンバーとして今後の会の運営に携わっていく立場にありますので、今後
の方針に関する私の考えを述べさせていただきます。
まずは、子宮腺筋症と臨床診断された症例の登録をおこないます。この中から、治
療をおこなった症例と治療がおこなわれなかった症例に分けます。多くの場合、既婚
であれば妊娠を希望し、未婚であれば月経痛や過多月経といった症状の緩和が治療方
針となります。治療せずに経過を観察するのは、子宮腺筋症でありながら、自然妊娠
する例もあるためです。
次いで、何らかの治療的介入を行った症例は不妊治療、薬物療法、保存的手術療法
に分けられます。
保存的手術療法の選択例が何例になるかは現在まだ不明ですが、当院の成績からの
推測では年間 100 例前後になるのではないかと思われます。
この症例の術式を、高周波切除器を用いた症例とそれ以外の症例に分け、予後を比
較することになります。差があるかないか、どの程度の差が生じるかは未知ですので、
必要症例数は現在設定できません。登録後の後層別化によって、比較する予定です。
以上、ご質問に対する回答とさせて頂きます。

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