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07【参考資料1】新型コロナウイルス感染後の20歳未満の死亡例に関する積極的疫学調査(第一報) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28434.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第38回 10/7)《厚生労働省》
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* 発症日不明の 7 例を除く
**直近の報告はグラフに反映されにくいため、解釈には注意が必要である。
○ 実地調査の結果
41 例のうち実地調査が実施できた症例は、2022 年8月 31 日時点で 32 例であり、このう
ち、明らかな内因性死亡(外傷を除く疾病による死亡)と考えられたのは 29 例であった。
以下、この 29 例について述べる(表)

年齢・年代の内訳は、0 歳 8 例(28%)
、1-4 歳 6 例(21%)
、5-11 歳 12 例(41%)
、1219 歳 3 例(10%)であった。性別は、男性 16 例(55%)、女性 13 例(45%)であった。
基礎疾患は、あり 14 例(48%)
、なし 15 例(52%)であった。2022 年8月 31 日時点での
基礎疾患ありの内訳は、中枢神経疾患7例(50%)
、先天性心疾患2例(14%)
、染色体異常
2例(14%)等であった(重複あり)
。新型コロナワクチンは、29 例のうち接種対象外年齢
の者が 14 例(48%)
、接種対象年齢の者が 15 例(52%)であり、接種対象年齢となる 5 歳
以上の 15 例では、未接種が 13 例(87%)
、2 回接種が 2 例(13%)であった。接種を受け
た 2 例はともに 12 歳以上であり、発症日は、最終接種日から最低 3 ヶ月を経過していた。
また、医療機関到着時の症状/所見は、発熱 23 例(79%)、悪心嘔吐 15 例(52%)、意識障
害 13 例(45%)
、咳嗽 9 例(31%)
、経口摂取不良 9 例(31%)
、痙攣 8 例(28%)
、呼吸困
難 7 例(24%)の順に多かった。医療機関において疑われた死亡に至る主な経緯は、循環器
系の異常 7 例(24%:心筋炎、不整脈等)、中枢神経系の異常 7 例(24%:急性脳症等)

呼吸器系の異常 3 例(10%:肺炎、細菌性肺炎等)
、その他 6 例(21%:多臓器不全等)、
原因不明 6 例(21%)であった。急性脳症等の中枢神経系の異常、心筋炎や不整脈等の循環
器系の異常によって急激な経過を辿った症例があった。発症日は、29 例のうち 26 例につい
て得られ、発症から死亡までの日数が、中央値 4 日(範囲:0-74 日)
、内訳は 0-2 日が 8 例
(31%)
、3-6 日が 11 例(42%)
、7 日以上が 7 例(27%)であった。
29 例のうち基礎疾患があった 14 例について、年齢・年代の内訳は、5 歳未満 8 例(57%)
(うち0歳4例)、5 歳以上 6 例(43%)であった。性別は、男性 9 例(64%)
、女性 5 例
(36%)であった。医療機関到着時の症状/所見は、発熱 11 例(79%)
、呼吸困難 7 例(50%)

悪心嘔吐 6 例(43%)
、咳嗽 5 例(36%)、経口摂取不良 4 例(29%)、痙攣 3 例(21%)

意識障害 3 例(21%)であった。医療機関において疑われた死亡に至る主な経緯として、循
環器系の異常 3 例(21%)
、呼吸器系の異常 3 例(21%)
、中枢神経系の異常 2 例(14%)

その他 3 例(21%)
、原因不明 3 例(21%)であった。発症日は、14 例のうち 12 例につい
て得られ、発症から死亡までの日数は、中央値 4 日(範囲:1-74 日)
、内訳は 0-2 日が3例
(25%)
、3-6 日が7例(58%)
、7 日以上が2例(17%)であった。
29 例のうち基礎疾患がなかった 15 例について、
年齢・年代の内訳は、
5 歳未満 6 例
(40%)
(うち0歳4例)、5 歳以上 9 例(60%)であった。性別は、男性 7 例(47%)
、女性 8 例(53%)
であった。医療機関到着時の症状/所見は、発熱 12 例(80%)、意識障害 10 例(67%)
、悪
、呼
心嘔吐 9 例(60%)
、痙攣 5 例(33%)
、経口摂取不良 5 例(33%)、咳嗽 4 例(27%)
吸困難 0 例(0%)であった。医療機関において疑われた死亡に至る主な経緯は、中枢神経
系の異常 5 例(33%)
、循環器系の異常 4 例(27%)、その他 3 例(20%)
、原因不明 3 例
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