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資料1 直近の感染状況の評価等 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第104回 10/26)《厚生労働省》
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<感染状況等と今後の見通し>
○ 感染状況について
• 新規感染者数について、全国では先週増加に転じたものの、足元では横ばいとなっており、今後の感染動向について注視する必要がある。
• 現在の感染状況には地域差があり、北海道や東北、北陸・甲信越、中国地方では多くの増加がみられる一方、首都圏や九州・沖縄では10万人あたり
で全国を下回っている。また、高齢者施設と医療機関の集団感染は一部継続している。
• 全国の年代別の新規感染者数は、人口あたりでは10代を始めとして若い世代ほど多くなっている。また、新規感染者数が増加している地域でも
10代の増加が多い。高齢者の新規感染者数は微増となる一方、重症者数や死亡者数は下げ止まりとなっている。
• 本年1月以降の小児等の死亡例に関する暫定報告にあるように、小児感染者数の増加に伴う、重症例、死亡例の発生に注意が必要である。
○ 今後の見通しについて
• 今後の感染状況について、大都市における短期的な予測などでは、地域差や不確実性はあるものの、横ばいまたは増加傾向が続く可能性があ
る。今後、社会経済活動の活発化による接触機会の増加等が感染状況に与える影響にも注意が必要。
• 過去2年間の傾向から予測される今冬の新型コロナウイルス感染症の流行拡大が、より早期に始まる可能性が懸念される。
また、現時点で低い水準にある季節性インフルエンザの例年よりも早期の流行に加え、これらの同時流行も懸念される。
○ 感染の増加要因・抑制要因について
【ワクチン接種および感染による免疫等】
ワクチン接種と自然感染により獲得した免疫は、経時的に低下すると考えられる。また、60代以上では、20−40代と比較してワクチンの接種率
は高いが、感染による免疫獲得は低く、高齢者層での感染拡大が懸念される。
【接触パターン】
夜間滞留人口について、北海道や東京、愛知、大阪、沖縄など多くの地域で増加している。今後も年末に向けて、社会経済活動の活発化に
よる接触機会の増加等が懸念される。
【流行株】
国内では現在BA.5系統が主流となり、概ね置き換わっている。現在のところ、さらに他の系統に置き換わりが進む傾向はみられていない。
【気候・季節要因】
現在は比較的換気を行いやすい気候条件であるが、気温の低下や激しい降雨など悪天候の日には、換気がされにくい場合もある。
また、冬に向かって呼吸器ウイルス感染症が流行しやすくなる。
○ 医療提供体制等の状況について
• 全国的には、病床使用率は、ほとんどの地域で3割を下回るなど低い水準にある。また、重症病床使用率も低い水準にあるが、今後、新規感染
者数の増加に伴う影響に注意が必要。
• 介護の現場では、施設内療養や、療養者及び従事者の感染がみられる。
• 救急搬送困難事案については、非コロナ疑い事案、コロナ疑い事案ともに、全国的には足元で横ばいとなっている。
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