歯周病科初診患者に対する糖尿病スクリーニングの試み

目的：歯周病科を初診で受診した患者に対し、糖尿病のスクリーニングを行うことにより、糖尿病がありな
がら、診断されていない患者や十分な治療を受けていない患者を発見し、歯周病科と連携しながら、
糖尿病と歯周病を治療する
実績：2019年に仕組みを整えたものの、このルートでの歯周病科からの紹介は、これまでに数名のみ
利点：・歯周病科終了後、内科（糖尿病内科）受診することにより、同一施設内で糖尿病スクリーニングが
できる
・糖尿病がありながら、治療を受けていない患者を高率にスクリーニングできる可能性が高い
・電子カルテ上で歯科医もすぐに検査結果を確認できる
・患者が了解すれば、炎症反応検査など 追加の検査も容易

課題：・歯周病科初診だけでも診察時間が長く、さらに内科受診を勧めるだけの時間的余裕がない
・歯科医にとって、インセンティブが足りない
・患者は歯科でも内科でもそれぞれ初診料を支払う必要があり、割高となる
・検査をしても異常がない場合も多いと考えられ、患者が不満をもつ可能性がある