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感染症週報 2022年第41週(10月10日-10月16日) (11 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2022.html
出典情報 感染症週報 2022年第41週(10月10日-10月16日)(10/28)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2022年 第41週
(10月10日〜 10月16日)
:通巻第24巻 第41号

◆薬剤耐性菌感染症について
(2022年9月、23ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2022年9月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は476であった。
MRSA:定点当たり報告数2.68
定点当たり報告数は、例年年間を通じてほぼ
一定である。報告数は高齢者に多く、65歳以上
が全体の75%を占めていた(図1)。

薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2022年9月)
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
総数

800

女性

600
400

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

200

年齢階級(歳)

30

図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数

25

報告数

MDRP:定点当たり報告数0.02
定点当たり報告数は、2015年以降、以前の
夏から秋にかけて多い傾向は認められていな
い。報告数は高齢者に多く、65歳以上が全体
の63%を占めていた(図3)。

報告数

PRSP:定点当たり報告数0.10
定点当たり報告数は、2012年以降、以前の
冬から初夏に多い傾向は認められていない。過
去 10 年間の同月との比較では 2020 年に次ぎ
2番目に少なかった。報告数は小児と高齢者に
多く、5 歳未満が全体の 37% を占める一方、
65歳以上が全体の52%を占めていた
(図2)。

男性

男性

20

女性

15
10

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

5

年齢階級(歳)

図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
5
総数

4

男性

報告数

女性

3
2

0

0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-

1

年齢階級(歳)

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

薬剤耐性菌感染症について
(9月)

11