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別紙2○先進医療の保険導入等の検討について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00052.html
出典情報 先進医療会議(第116回 11/10)《厚生労働省》
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別紙2
先進医療会議からの指摘事項に対する回答3
先進医療技術名:高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術

令和 4 年 10 月 20 日
所属・氏名:霞ヶ浦医療センター産婦人科
西田 正人

以下の点について検討し,ご回答をお願いいたします。
問1 前回の指摘事項に対する回答では、「どの程度の差が生じるかは未知ですので、必要
症例数は現在設定できません」とございました。平成 17 年(2005 年)10 月から、15 年以上先
進医療として実施してきた中で、蓄積されたデータがあるかと思いますが、必要症例数につ
いて全く設定できないのは何故でしょうか。これまでデータを踏まえ、見込みでもよいので必
要症例数についての見解をご説明願います。
【回答】
具体的に予後の比較項目を考えてみますと、月経痛、CA125 値、術中・術後の発生トラ
ブルなどの短期予後、再発率、妊娠率、妊娠時のトラブルなどの長期予後に分けられ
ます。当院ではこれらの項目についてすべて、術後から閉経まで管理・報告していま
す。一方、他施設における他の術式では統一した規定が無いため、このような項目に
関する報告がなされていません。今後、研究会において具体的にどの項目を抽出し、
どの時点で比較するかが決められ、当該項目における差を予測した上で必要症例数が
決まるものと考えられます。ただし、感覚的には各群 100 例あれば、比較した成績は
出せると考えています。
問2 「高周波切除器を用いた症例とそれ以外の症例に分け」と記載がございますが、「それ
以外の症例」については、どういう機器を用いて、手術を行うのでしょうか。具体的にご説明
願います。また、それ以外の症例に関しては、先進医療として申請されている訳ではないと思
いますが、どのように症例を蓄積されているのでしょうか。ご説明願います。
【回答】
高周波切除器を用いない術式で一番多いのは、病巣をクーパーで切り取るというもの
です。開腹手術例はほとんどがこのようなやり方です。一時期、腹腔鏡下にエネルギ
ーディバイスを使った方法も試みられましたが、腹腔鏡下手術の場合、術後妊娠時に
子宮破裂が多発したことから、腹腔鏡下手術そのものが避けられる傾向にあります。
先進医療以外の症例は基本的には自費診療になります。ただ、自費診療を前提に診療

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