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参考資料2○先進医療の保険導入等の検討について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00052.html
出典情報 先進医療会議(第116回 11/10)《厚生労働省》
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次期改訂にむけた適応症ごとの解析の概要を以下に示します.
1.肺縦隔腫瘍
1)限局性肺癌
構成員から 5 年生存率での比較を行うようご指導いただきましたので,レジストリデー
タから 5 年生存率を算出し,標準的放射線治療(体幹部定位放射線治療:SBRT stereotactic
body radiation therapy)との比較を行います.参考資料として,本解析のうち手術拒否例
の解析結果に関して,外科切除例の全国集計との比較も提示可能と考えています.有効性だ
けでなく,肺臓炎等の有害事象の比較も合わせて解析結果を示します.
2)局所進行肺癌
前回解析においてやや症例数が少なかったため,登録を継続し解析対象期間を延長し比
較に耐えられる症例数として再解析結果を提示します.前回解析において,有害事象の低減
が示唆されたため,この点に重点を置いて解析結果を示します.免疫チェックポイント阻害
剤が標準治療の一部となり治療成績の向上が認められた領域ですので,化学療法併用例で
は免疫チェックポイント阻害剤導入状況についても解析も行う予定です.
3)縦隔腫瘍
稀少癌であるため患者アウトカムからのエビデンス創出が困難な分野であり,前述した
モデルベースドアプローチにより有用性を示すことを検討します.
2.食道癌
化学放射線療法として実施した粒子線治療について,病期ごとに治療成績の比較を行う
予定です.安全性の向上について明示することができると考えており,有害事象の低減につ
いて重点的に比較を行います.局所進行肺癌と同様に,モデルベースドアプローチによる X
線治療との比較を補完データとして検討を行います.
3.肝細胞癌
1)小型肝細胞癌
米国データベースの傾向スコア解析では,有効性において粒子線が SBRT に勝るという
結果も出てきており,次回解析では観察期間を延長し 5 年生存率での比較を提示します.
2)手術可能肝細胞癌
現行の先進医療Bの登録を進めエビデンスを創出します.最終解析は 2028 年を予定して
います.
4.胆道癌
前回の解析においても有効性において勝っていた部分もあり,解析対象期間を延長し再
解析を行い,次回に向けて有用性を示すことを検討します.
5.頭頸部腫瘍(脳腫瘍を含む)
1)原発性脳腫瘍
登録症例のアウトカムの解析とともに,線量分布からモデルベースドアプローチにより
長期的な機能障害などの有害事象の予測を試み,次回の資料として提出することを検討し

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